Vol.17　名物オペルマンタ（笑）

　　ニュルブルクリンクには、一台の名物マシンが走行しています。オペルマンタがそれ。1979年製だと思われますが、当時オペルがWRCのために開発した「マンタ400i」がベースです。

　実はニュルブルクリンク24時間での旧車の走行は禁止されているのですが、このオペルマンタだけは特別に出走が許されています。これはもう名物ですから、除外するのも忍びない。絶大なる人気がありますからね。こういった温情措置が嬉しいですよね。

　このオペルマンタで人気なのか、ルーフのアンテナに組み付けられた「狐の尻尾」です。走行するとヒラヒラとたなびきます。これがとってもキュートなんです。尻尾をヒラヒラさせたマンタが走ると大喝采が湧き起こります。

　そして驚くのは、このマンタはとても速い。最新のマシンと比較しても堂々と戦っている。ウケ狙いのパレード走行ではないんです。真剣に戦っています。

　しかも、この狐の尻尾は24時間走行してもけして千切れることがないんです。最後までヒラヒラさせているのです。

　こんな旧車を完走させるチームの技術力にも頭が下がりますが、最後まで千切れないように組み付けるのにもノウハウがあるのでしょうね。そこに感心するのです。

　今年もマンタと競争するたに、このプロジェクトを成立させたいと思っています。

ぜひよろしくお願いします。