高校生ボランティア、大活躍してくれてます。

今年の３月から月に２回ほど、高校生ボランティアO君が図書館へ来てくれています。

 

図書の整理や選書会で使用する本の情報の入力など、いつも淡々と作業に取り組んでくれてとても助かっています。

 

あとりえほんで「へなちょこ展」を開催していた時には、絡まった釣り糸をきれいにほぐしてくれたり、忙しいスタッフの手の届かないところを担ってくれる頼もしい存在です。

 

そんなO君に、ボランティアに来てくれるようになったきっかけを聞いてみました。

 

高校１年生の時にカナダへ留学し、その際に貧富の差が日本より激しいカナダでホームレスの方たちの存在に気づき、ホームレスの社会復帰に強い関心を持ったそうです。

 

そんな目標があり、ボランティア活動を通して地域に貢献したいと思っていたところ、団体会員の吉永塾さんから紹介があり、図書館へ来てくれることになりました。

 

小学生の時にはあまり本に触れる機会がなかったO君ですが、高校生になり、勉強の合間などに小説を読むことが多くなったそうです。

 

図書館では、本の整理や掃除をするたびに、新しい本との出会いがあることがモチベーションになっているとか。嬉しい限りです。

 

名称に”こどもの”とつくので、小さい人たちのためだけの図書館と思われがちですが、中高生が自習やボランティアのできる居場所として、ギャラリーあとりえほんでは自己表現をする場として関わってもらえていること、とてもありがたく思っています。

 

O君おすすめの本は、『君の膵臓をたべたい』『桜のような僕の恋人』。

 

高校生らしいチョイスです。