おへその話

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今回は，おへその話です．

 

赤ちゃんはお母さんの子宮の中にいるときに，へその緒を通じて酸素や栄養を受け取っています．羊水の中に浮かんで成長しているわけで，私たちヒトも，元々は水の中に生きていたんだなぁ，と思います．

 

そのへその緒は，生まれて肺呼吸をするようになると不要になります．

 

へそは，へその緒が取れたあとに残るものですが，海に暮らす海棲哺乳類たちにもおへそがあります．

 

シャチのおへそ．お腹の真ん中にある黒い点です．

 

 

アザラシたちにも，もちろんあります．この写真は，三谷が博士課程時代に，南極に行ったときに研究していたウェッデルアザラシの赤ちゃんで，生まれたばかりなので，へその緒がまだ残っています．

 

 

数日ほどすると取れてしまいますが，「へその緒」というものを生で見たのはアザラシが初めてだったので，とても印象に残っています．

 

やっぱり哺乳類だなぁ，と思える特徴の一つです．