下半身麻痺、奇跡を信じるミラクルちゃん

　交通事故で脊髄を損傷し、下半身麻痺があるキジトラ成猫のミラクルちゃん（推定3歳）。どうやら事故にあったときは妊娠していたようです。事故の衝撃で流産し、子宮からの出血が止まらない状態でした。骨折と重度の貧血で状態は不安定でしたが、何とか持ち直し、止血を兼ねた子宮摘出の手術をすることができました。何度か入退院を繰り返し、保健所に戻り自力で食べたりもしていたのですが、トイレに行くことはできません。糞尿は垂れ流し、悪臭をはなっていました。餌も水も口元に持って行って食べさせるのがやっと、さらに恐怖からか威嚇もありました。このままの状態では期限までに里親が決まらず殺処分の可能性もでてきます。

大きな事故を乗り越え、奇跡的に助かったミラクルちゃん、少しでも状態をよくし里親につなげるよう、当会で預かり、日々一生懸命お世話をしております。綺麗に洗ってもらった後、幸せそうに眠る姿を見ると毎日のお世話の疲れが吹き飛びました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ミラクルちゃんは現在も当会でお世話をしておりますが、保健所の収容猫ですので、期限がくれば殺処分対象となってしまいます。少しでも状態を改善するべく、毎日リハビリにも励んでいます。給仕やトイレなどの特別なケアが必要です。このような状態のミラクルちゃんですが、ご理解のある新しい家族に出会えることを願っています。気になる方は当会のSNSなどもチェックしてみてください。