私がこの活動を始めた頃に 出会った怜くんのストーリー

今回は、私がこの活動を始めた頃に出会った怜くんのストーリーを綴らせていただきます。

 

クラウドファンディングのトップにくるこの仔が、怜くんです。

 

現在は、福岡県にて幸せワンコの日々を過ごしています。

 

怜くんが発見されたのは、鹿児島県と宮崎県の県境の山道です。めったに車も通らない場所に、右前脚が欠損した状態で、同じように三本足のビーグル犬と一緒にいました。

 

 

優しい瞳の奥に、悲しみがあるかのように見えましたが、とても賢く、とても甘えん坊さんでした。

 

一緒にいると聞いていたビーグル犬は、保健所の方や私たちボランティアが駆けつけた時は、もう既にいませんでした。必死に探しましたが、悲しいことに見つけることはできませんでした。

 

 

たくさんの方の応援をいただきました。

 

おかげで素敵な里親様とのご縁があり、福岡県より車で迎えに来てもらいました。

 

 

お父さんお母さんが出来たね。

 

大人しく座って出発したんですが、怜くんは、怜くんが見つかった場所に通じる道あたりで急に暴れたそうです。

 

大丈夫。

 

怜くん、幸せが始まったばかり、悲しい過去は忘れようね。

 

兄妹も出来たね。

 

 

こんなに素敵な笑顔。

 

 

そんな中、怜君は病気が見つかりました。里親様は、すぐ病院に連れていき、手術・治療を行い、懸命に怜君に寄り添ってくださいました。

 

 

治療、そして何よりもお父さんお母さんの愛情の特効薬のおかげでこんなに元気になりました。

 

泳ぐこともできて、トレーナーさんからも褒めてもらいました。

 

 

辛い経験はあったかもしれないけど、幸せな経験もたくさんし、いろんな人やワンコニャンコに出会い、たくさんの人に撫でてもらった、怜くん。

 

人って素敵だなと思える毎日、これからもずっとずっと一生幸せなワンコです。

 

 

大好きな人から、大好きだよーって、言ってもらえる家族がみんなに、ありますように。

 

  

●里親様から のメッセージです。

 

怜くんが我が家にきた時、とても不安そうで庭で空気の匂いを嗅ぎながら遠くを見ている感じでした。

 

  リビングに入れてもすぐに玄関に行き、夜中に玄関ドアをガリガリとする日がありました。

 

2ヶ月目に癌が見つかりすぐに手術。その抜糸の時に転移が見つかり再度の手術となり、抗がん剤の治療が半年続きました。

 

 痛くて辛い思いをさせてしまいましたが、それに耐えてくれました。怜くんは今ではリビングではソファに座り、お庭で元気に走り回り、家族の癒しとなっています。

 

  撫でて撫でてと頭を出してくる怜くん、猫から尻尾で遊ばれても、小さな子たちが怜くんのご飯に顔を突っ込もうとも、唸ることはありません。

 

 こんなに優しい仔が、どんな犬生を歩んできたのか想像できませんが、残された犬生は楽しく幸せな犬生であって欲しいと願っています。

 

  かけがえのない家族です！

 

  家族のいないワンちゃんや猫ちゃんがみんな幸せになれる世の中になることを願っています。 

 

 

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こんな幸せご縁がどの仔にも訪れますように。