第４週

松陰神社の牡蠣の名店「アリク」からヨッシーが鋸南町に来てくれた。

 

クラウドファンディングを始めてすぐに、サポートしてくれた友人。出会いは５年半ほど前、アリクの前を歩いていたら目が合ったとき。

 

シャルソンの面白さを瞬時に理解してくれたし、何度も一緒にイベントをしている。立ち上げから３週間で遊びに来てくれて嬉しい。

 

車で一緒に鋸南町に入り、まずはボランティアをした。鋸南町災害ボランティアセンターはその翌日に閉まることになっていたから、ここを通してのボランティアは最後になる。作業をしつつヨッシーといろいろ話そうと思ったが、違うグループになった。僕は被災した民家の畳と布団の片付けに派遣された。1.5カ月で閉め切った家は黴だらけになる。数度のボランティアで訪れた中で、もっとも困難な状況のまま取り残されている場所だった。

 

夕方ヨッシーと合流。買い物に行っているうちに、アリクのお客さんの友人と連絡が取れた。鋸南町に行くと言ったら鋸南町出身の友人を紹介してくれたとのことだ。鋸南町の実家で働いているが、都内に務める奥さんとの中間地点で木更津に住んでいるらしい。

 

その人、同世代で、近くの美容院が親戚とのことだった。ここに来て最初に挨拶した方だ。仕事の仕方をいろいろ模索しているということでコワーキングに強く関心を持ってくれた。なんやかんやで５時間以上話した。今後の鋸南での活動の中でいろいろ一緒にやっていくことになる人だと思う。

 

翌日、朝から柱をペンキで塗った。入り口を入って最初に身に付く大きな柱（正確には稼働させない予定の荷物用エレベータの囲い）が鮮やかな緑色になった。細かい作業はこれまでもいろいろしているが、初めて大家さんが「なにか始めたねー」と言ってきた。少しずつ変化させたい。

 

夜は恒例の飲み会。４回目。リピーターがまた新しい友人を連れてくる。そして、外から来た人たちが、鋸南の人に刺激を与える。「参加する度お腹がよじれるほど笑ってます」「笑いが絶えない不思議な飲み会」と口々に言ってくれてこちらも励みになる。楽しませてくれてるのは間違いなく鋸南の人なんだけどね。そして夜の会合には初めて、小学生が来た。駅の方に住んでいる母子。お子さん連れでもっともっと来てくれるといいな。

 

翌日はペンキ塗りの仕上げ、水漏れの件で設備屋さんと確認などなど。今週もいい時間を過ごせた。