雨の話

こんにちは。プロジェクト実行者の佐藤です。


最近晴れたり雨降ったりが続いておりますね。梅雨明けはとっくにしている（ことになっている）のですが、週間予報は今週末まで雨の日が多くなっています。その後は晴れの日が続くものの、予報が変わりやすい時期ですので、当日の天気は直前までわかりません。


予告通り「雨」について少し。
花火を観るのに最も適しているのは「晴れ」なのは言うまでもないでしょう。でも晴れが続いている場合はそうとも言えないことがあります。


どういうことか。


少し話題が変わります。
きれいな花火を観るのに一番適しているのは夏ではありません。実は「冬」なんです。寒いし天気は悪いし（新潟県は冬の晴れは極端に少ない）、間違いなんじゃないのと思うかもしれません。ですが冬は



空気が澄んでいる



ので、花火がとてもきれいに見えるんです。空気中のちりやほこりが少ない状態、とでも言えましょうか。
他に、気温が低く光の屈折が少ないことも理由なんだそうです。


話を戻して。

夏は気温が高いため光の屈折が起きやすいほか、花粉や黄砂などの微粒子が舞いやすいと言われています。このため、なんとなくぼんやりした花火になることもよくあります（都市部は特に顕著）。ずっと晴れの時は粒子がずっと舞っている状態ですから、晴れが良いとは一概には言えないんですね。


これを洗い流してくれるのが「雨」です。
雨で空気が一時的にきれいになり、結果花火がきれいに見える、ということです。


この「直前の雨で空気がきれいに洗われる現象」が2019年の大曲の花火で起きました。
たしか16時くらいでしたかね、夕立のようにかなり強い雨が降ったんです。30分くらいで止みましたが、相当強かったのを覚えています。

その後18:50からの夜花火は、とてもクリアできれいな花火でした。夕立でちりやほこりが洗い流され、まさに恵みの雨となったわけです。

雨も悪いことだけではないんですね。

来週の海の大花火大会はこんな偶然起こらないかもしれませんけど、せめていい天気といい風向きになるようお祈りしましょう。



ぎおん柏崎まつり海の大花火大会まで
あと6日