支援総額
目標金額 800,000円
- 支援者
- 100人
- 募集終了日
- 2016年11月16日
受講者インタビュー① 太田エマさん
皆さん、こんにちは。加藤丈太郎です。
新着情報では、受講者の方々のインタビューを紹介していきます。
初回は、講座に最初に申し込んでくれた、太田エマさんをご紹介します。
エマさんは、アートを活かして、文化交流の場を作っていきたいとのことです。

名前:太田エマさん
出身国:イギリス。ただし国籍は強調したくない。できたら地球人としたいぐらい。
日本在住:9年
職業:アート関係、キュレーター。ほかにも英語関係など、毎日違うことをしている。自分でなりたくてフリーランスになったわけではないけど、フリーランスというかパートというかそういう感じ。翻訳や編集などの仕事もしている。なので、仕事でも英語をつかっているけど、同僚とは日本語。
自分の性格:なんでもとにかくやりたいという好奇心旺盛なタイプ。その結果、いろいろなことをはじめてしまって全部ができなくなってしまう。
Q1. 「外国出身コミュニティリーダー育成講座」に参加した理由は何ですか?
アート分野を専門に勉強したことから、表現と主体性に興味がある。社会の中の届いていない声をどういうふうに表現するか考えている。まわりにはいろいろな問題を抱える人がおり、どんなふうに外国人どうしで情報を共有し、発信できるか考えている。だからこの講座を受講した。
Q2.日本での暮らしを振り返って、とても大変だったことや、むずかしかったこと、つらかったことは何ですか? エピソードをまじえて教えてください。
病院、社会保険といったものは母国のシステムと違い、理解するのが難しい。誰も教えてくれないし、申し込み等日本語だけだったりするので、外国人には大変である。イギリスはほとんどが公立で、NHS(国営医療サービス)があるため無料で、薬も安い。それに対し、日本の場合、病院が多くあり、選ぶことも難しい。病院の質の判断ができず、なんども失敗してきた。先生とのコミュニケーションなど些細な問題も多い。
Q3.自分の周りにいる外国人で、どのような困ったことや悩みごとを抱えた人がいますか?
自分のまわりには多様な背景を持った人がおり、アジアやアフリカのさまざまな国から来た人がいる。それぞれが困っており、難民も何人かいる。難民に関しては、日本の彼らに対する扱いが悪いのにショックである。ヨーロッパとの差も大きい。ヨーロッパでは直接的な問題として認識されているのに、日本ではどこか遠いところで起きているという感じで、実際は関係があるのに、直接関係ないと思われている。社会で外国人の存在がみえない。異文化交流とかエキゾチックなものではなく、日常の生活での交流や文化交流の場を設けたい。外国人がその出身国を代表するのではなく、個人同士でのつながりをもち、問題を大きくするのではなく、今の状況はどんなか、どう解決できるのかを話し合えるようにしたい。
Q4.外国人が抱える問題を解決するためには、どうすればよいと思いますか。
まわりには自分より困っている人やサポートがない人がたくさんいる。トップダウンで政策的にこうしなさいというのではなく、グラスルーツ(草の根)自分たち自身で動き、さまざまなバックグランドを持つ者どうしで連帯したり助け合ったりできるようにしたい。イギリスでは“public”といえば、「人」「市民」の意味であり、日本とは感覚が違う。日本ではパブリックというさまざまな人と共生する場が「公共空間」であり、行政から与えられたものという感じがする。そういう感覚をアートの働きかけでひっくり返したい。アートの働き方というのは、当然のことを別の視点から見るということである。
Q5.この講座を受講した後、講座で学んだことをどのように生かしていきたいですか。
この講座は今後に役立つと思う。今まで移住連や難民支援協会にもかかわったことがあり、特に移住連では省庁交渉も見て、政治が動いていると実際に感じる場だったが、そういう上の話ではなく、生活の場で変化を与えたい。自分は何かを発信する場をつくるのが得意。発言者より聞き手としての役割ができる。まわりの話を聞いて、それをまた別の他者とつなぐ、媒介することができると思う。杉並区で外国人が集まる場をつくり、週末に開放する活動をしている。そこでは語学エクスチェンジとか、ラジオ放送といった活動をしている。移住者自身が取材したりもしている。杉並区は日本のミドルクラスが住む一般的なエリアで、一見、何の問題もなく一様に見える。しかし実際は多彩で、新大久保や池袋のようないわゆる“エスニックタウン”として知られる場所でなくとも国際社会ができている。外国人を見世物にしたいわけではないけれども、多様性を認識させたい。日本でなされる単一というナラティブ(語り)が事実とはずれていること、ほんとはいくつものナラティブが並行して存在していること、その複雑さを体験・実感させたい。
<早くも横の関係が広がっています!>
講座を紹介するプロモーション動画を作成するボランティアを探していたところ、なんと、太田エマさんが手を挙げてくれました。事務局と受講者という縦の関係を超えて、早くも横に関係が広がっています!
APFSの事務所にお越しいただき、講座のプロモーション動画を作っていただきました。プロモーション動画は近日中に公開します。お楽しみに!
リターン
3,000円

サンキューメール(写真つき)
●サンキューメール
「外国出身コミュニティリーダー育成講座」の様子がわかる写真付きサンキューメールをお送りします。
- 申込数
- 66
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
10,000円

書籍『市民が提案するこれからの移民政策』無料進呈
●サンキューメール
●諸外国の移民政策がわかる書籍
『市民が提案するこれからの移民政策』(2015、現代人文社)を無料進呈します。
- 申込数
- 13
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
3,000円

サンキューメール(写真つき)
●サンキューメール
「外国出身コミュニティリーダー育成講座」の様子がわかる写真付きサンキューメールをお送りします。
- 申込数
- 66
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2016年12月
10,000円

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『市民が提案するこれからの移民政策』(2015、現代人文社)を無料進呈します。
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