
支援総額
目標金額 470,000円
- 支援者
- 48人
- 募集終了日
- 2024年2月14日
アウストラロピテクスの名前に込められたダートの思い
レイモンド・ダートは、1893年にオーストラリアで生まれ、医学部に進学する。1917年に軍医団に加わって第一次世界大戦に参戦し、オーストラリアから南アフリカに寄港した後、ヨーロッパに行くと終戦。その後、ロンドン大学で助手となり、南アフリカのウィッツウォーターランド大学の解剖学講座の教授に推薦され、1922年に赴任する。
1924年10月、彼はタウングチャイルドの化石を手に入れると、それを分析して、新たな猿人であるとNatureに書き送った。ロンドンとアメリカで四年間、頭蓋骨の研究をしていたダートは、タウングの脳が類人猿のなかでは一番進化したタイプのものであることがわかった。また、その化石の頭蓋骨を見て直立二足歩行であることを確信した。
その際その種を「アウストラロピテクス・アフリカヌス」と名づけた。これは「アフリカの南の人」という意味だ。「アウストラロ」はラテン語で「南」を、「ピテクス」はギリシャ語で「人」を意味するので、この「ラテン語+ギリシャ語」の造語は若干素人っぽいといえる。
アウストラロピテクスと命名したのは、ダートが祖国オーストラリアを意識していたからではないかと僕は思う。アウストラロピテクスは、「南の人」とも「オーストラリア人」ともとれる。アフリカの南の人を、オーストラリア人の自分が発見したと言いたい気持ちもあったかもしれない。
当時、世界の学者は、人類の起源はアジアにあると信じ込んでいた。また、偽の化石ピルトダウン人がイギリスから出土して、話題をさらっていた。だから、南半球で人類が誕生するなんて、誰も予想もしていなかったことだ。そのような状況下で、ダートの説は世界中から批判を受け、あるいは無視され、受け入れてもらえなかった。

リターン
5,000円+システム利用料

お気持ち応援コース
お礼状(PDF形式でメールで送付)
- 申込数
- 25
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2024年12月
10,000円+システム利用料

現地講演仮想聴講コース
現地で行った講演資料(PDF形式でメールで送付)
※英語の論文です
- 申込数
- 19
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