100年後もマルミミゾウがいる世界へ。アフリカの森を護りたい!

寄付総額

3,903,000

目標金額 9,500,000円

寄付者
178人
募集終了日
2025年4月18日

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2025年03月13日 08:07

【マルミミゾウ編】ジャングルのゾウたち(2021年3月会員メルマガ9号より;その2)

ページをご覧いただき、ありがとうございます。UAPACAAパートナーズの岡安です。

今日は、2021年にサバンナゾウと分かれて、独立の種となったら絶滅危惧が大幅増となったマルミミゾウの実態の続きです。

 

「ところが今はどうでしょうか。

 

カメルーン・ロベケ国立公園のゴリラ調査のために、1週間キャンプをするためだけでも、たいそう大掛かりな準備が必要です。特にレンジャーの同伴については、国立公園という国の管理下に置かれた地域であるというだけでなく、昨今、大きな問題になっている国際密猟団を排除するためにも、最低限の武装をした警察権を持つ官吏に同行してもらわなければならない、世知辛い世界になってしまったのです。

 

確かに30年来、コンゴ盆地のジャングルを渡り歩き、まだ保護区になる前のワンバ(DRC)、ンドキ(コンゴ共和国)、国立公園になる前のイヴィンドやムカラバ・ドゥドゥ(ガボン)を観て歩いた身には、人口密度の低い地域に残された野生動物の宝庫の美しさは忘れられません。しかしこの「人の少ない地域を保護区にする」という従来の自然保護の手法が、グローバリゼーションの中で密猟の図式が変わってしまった現在、裏目に出ていることも実感されます。「昔は良かったなぁ」と気楽に回顧している場合ではなく、地域住民がいないせいで森がよそ者の密猟の巣窟になってしまう、という事態を避ける体制が今、築けないと、マルミミゾウを初め大型野生動物の、絶滅の連鎖は防げないという危機感が募ります。

 

<初めて2種に分かれ、絶滅傾向が鮮明になったアフリカゾウ>

この状況は、マルミミゾウ自身の態度を観ていても明らかです。

 

私は2002年にガボンでひどいマラリアで死に損なって、10年ほどアフリカ中部から離れていたのですが、まさにその10年のあいだにアフリカ中部の主だった保護区のマルミミゾウが、1/3減してしまうという悲劇が襲いました。2012年に初めてロベケ国立公園を訪れた時には、いたるところで観られるフンや痕跡にもかかわらず、20年前のンドキの森とはまるで違う、こちらを見て一目散に逃げていく様子を不審に思ったものです。5年後にカメルーンでも大規模モニタリング調査の結果が発表され、ロベケでも半減という信じられない数字を見て納得。胃が痛くなりました。

ジェンベの人慣れしたマルミミゾウ
ジェンベ・キャンプに現れた人に慣れたゾウ(2013年当時)

 

賢いマルミミゾウたちは、まったく歯が立たない新たな敵を見分け、前述のように抗うのではなくまず逃げる、そして安全地帯を探して大胆に移動することで生き残りを図っているようです。

 

何より驚くのは、昔の地元密猟者のように、ライフルなどの銃器で武装したレンジャーや国境警備の兵士たちが、国立公園の主要ポストで警戒を続けているところが、安全地帯であることを知っていて移動してきているらしいことです2013年にお隣の中央アフリカ共和国でクーデターがあった時は、ザンガ・サンガ保護地域から大挙してマルミミゾウが逃げてきましたし、ゴリラの人付け(エコツアー振興のために馴らす試み)のためにパトロールを強化したプチ・サバンナ周辺にも、以前は見られなかったゾウたちが増えています。まるで普通のライフルと、国際犯罪密猟団が持つカラシニコフ自動小銃を嗅ぎ分けているかのように…。(続く)」

 

プチ・サバンナが”ゾウの巣窟”化する可能性は、この頃から見えていました。

それが、コロナ禍で加速された感がありますが、こうやって私たちを信頼しはじめたマルミミゾウたちを支えるために、皆さまのお志をお寄せください!

ギフト

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【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

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【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・ポン・カッセのガードポストに詰める6人1組のチームは、見回りやゴリラ観察路調査をしながら、30日間ジャングルにこもっています。12,000円あれば、彼らの1日分の派遣費用をまかなうことができます。

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【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料費になります!

【お気持ちコース】ポン・カッセまでのランクル2往復分の燃料費になります!

【円安傾向が戻らず、現地の物価高が進み経費が高止まりのままです】
・1カ月交代でポン・カッセのガードポストに詰めるレンジャーチーム。彼らの足として欠かせない、ランドクルーザーの往復分のディーゼルをまかなうことができます。
・4,000円あれば、1カ月分のエンジンオイルや倒木切断用のチェーンソーの燃料費など、他にも支援できることはさまざまです!

<ギフト>
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12,000+システム利用料


【野生動物を守る仲間!】密着フォローコース

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