応援メッセージ

東日本大震災からまもなく10年になろうとしています。
私は福島市在住で当時は幼稚園で働いていました。

震災後1年が過ぎた頃からこのLOVE FOR NIPPONのお手伝いをしております。
福島のためにこんなに元気や笑顔をそして人との繋がりを大切にしてくれた組織はありません。

あの日の出来事は経験したことのない揺れとの戦いでした。
泣き叫ぶ子供たち。病院から運ばれてくる患者。
体育館には布団が敷き詰められ何が起きたか理解できない状況。

県庁の職員が避難し、校庭は黒のコートで埋め尽くされ、パトカーや救急車、消防自動車が次々にサイレンを鳴らし、恐怖の時間だけが過ぎました。
迎えに来た保護者は、我が子の安否を確認するなり、抱き合って泣いている。

そして悪夢の原発での事故。
その日は雪混じりの雨で爆発した情報は伝わらず、給水するのに2時間も3時間も並び

大人も子供も必死でした。
そのとき放射能が降り注ぎ、そのあとは恐怖との闘いでした。

3週間は、親も子供も色々な情報に振り回されて不安との生活が続きました。
避難できた人もいれば、仕事上避難できず耐えていた家庭もありました。
熱い夏も長袖、マスク、冷房のない教室で熱中症との闘い。

ジュンさんが県庁に来た時、訪問をしてくれたのをきっかけにLOVE FOR NIPPONの活動を知りました。

笑顔を忘れた私たちの前にジュンさんと作ったキャンドルに目を輝かせた子供たち。
目の前にテレビでしか見たことがないアーティストの方々の歌に感動し、

ワークショップで楽しいことを教えてくれた方々の優しい笑顔に癒され、

美味しいフルーツが届いたりお花を生けたり、

大道芸人の驚くパフォーマンスに感動し、

ダンスを教えてもらってできた喜びに満足する。
子供たちや大人に笑顔を取り戻してくれました。

子供達が土遊びができないと知ると、新潟、茨城、栃木などの田んぼでお米づくり体験をさせてくれました。
餅つきをしたりクリスマスにはプレゼントが届いたりとアイデア溢れる時間を作ってくれました。

毎月月命日に福島県内の仮設、保育所、幼稚園、小学校訪問を続けているLOVE FOR NIPPONのおかげで、たくさんの県内の人との繋がりが育ちました。
時には熊本、新潟、長野、山形と被災地域へ「おたがいさま」の気持ちで駆けつける仲間もできている現状です。

福島に駆けつけ応援してくれる全国の皆さん。
頭が下がります。みんなボランティアです。
目に見えない経費が出てます。状況も、求めるものも変化していきます。
それに答えるには皆さんからの支援が必要です。

クラウドファンディングも残すところ1週間。ぜひご協力ください。
福島のLOVE FOR NIPPONとして皆様にご協力をお願い致します。