【あと9日！第一目標まであと150万円…】ご高齢の飼い主に先立たれた猫たちの保護が増えています

 

今日は某市役所の職員様よりご相談がありました。

一人暮らしのお年寄りと猫ちゃんが暮らしていたところ、

おばあさまが先にお亡くなりになってしまい、

猫ちゃんが取り残されてしまったと・・・。

 

現地では、おばあさまのご友人の方やご近所の方でご飯をあげたり、

しばらくはお世話を頑張ってくださっていました。

（親族の方から了解を得た上でお世話されています）

 

 

親族の方が後にお家を取り壊すとのことで、

市の職員の方からLusBrancaに連絡がありました。

 

相談者様と繋いでいただき、
しばらくやりとりさせてもらいましたが

現地へ行って実際にみてみないと、

私もいい加減なことはいえません。

 

猫ちゃんの今後のために、どうすることがベストなのか。

ともに考えるために、本日現地へ伺いました。

 

 

現場に着いて実際に相談者さんとお会いすると、とても優しそうな方々でした。

 

本来なら中外自由に過ごしていた子なので、

外猫としても生きていけたのかもしれませんが、

この子は右足がありませんでした。

 

そのため、高いところに登れません。

 

年齢もかなりのハイシニア（推定13〜14歳）なので

動きも少し歩くとすぐ横たわってしまいます。

 

今の気候は心地よくても、

年々暑くなる夏や厳しい寒さの冬はこの子にとって

外で暮らすのは難しいでしょう…。

 

 

その話をすると、

お世話されていた方のお一人が

「こんなに通ってお世話してきた子に対して、情がないわけじゃない。本当なら連れて帰りたいけど、家庭の事情でどうしても連れて帰れない…」

 

「（亡くなったおばあさまとは）仲が良かったから、天国のおばあさまを安心させてあげたい…。」

 

 

一時間ほど話し合いました。

 

 

右足欠損のこの子は

この状態ではさすがに夏は越せないと思いました。

年齢的に「命」に支障がでます。

後に猫ちゃんが寝たきりになった場合は

誰か人の助けがいるであろうと判断して

こちらの準備と元々の飼い主様親族とお世話して下さっている方々と

皆の話がまとまった上で、LusBrancaにて保護することにしました。

 

 

このように、一人暮らしのお年寄りが先立ってしまい、

残されてしまったケースは少なくありません。

 

 

ウチにいる「ゴン」「サクラ」「ダンゴ」も、飼い主に先立たれてしまい行き場が無くなった子たちです。

 

どの子もひどい扱いを受けていた訳ではありません。

 

今日の猫ちゃんも、おばあさまがとても可愛いがっていたんだろうなっていうのが分かるくらい人が大好きでいい子でした…。

 

 

本来であれば、ちゃんとこの子達を看取っていただきたいです。

ただ、予期せぬ出来事って誰にでも起こり得ることです。

看取れない可能性があるなら、ご家族など第三者の方に助けていただけるように道を作っておいてもらいたいです。

 

 

こういった事案が増えています。

 

LusBrancaとしてできることを

より一層考えていかないといけないと思いました。

今回は市の職員様が動いてくださったことで

お話がスムーズにまとまりました。

こうして市や県、

地域の方々と連携をとっていくことは大切なことだと思います。

 

今回はおばあさんが私と猫ちゃんを引き合わせ御縁を繋いでくれたような気がします😌　

 

お亡くなりになられたおばあさまも、

これで安心してゆっくりと眠れますように。