
支援総額
目標金額 3,000,000円
- 支援者
- 394人
- 募集終了日
- 2019年6月13日
対話の機会を持ち続けたからこそ今の私がある(若林美保)

こんにちは、マドレボニータ事務局の若林美保です。オンラインショップ「マドレストア」の店長をつとめています。
私は2011年から3年間、NECワーキングマザーサロン(以下サロン)のボランティアメンバーとして西東京でサロンを開催するチームの活動に参画していました。今からもう8年も前。子どもが幼稚園に入った年でした。
遡ること2007年、妊娠中にマドレボニータの「産後ケア教室」に通いました。当時専業主婦の私は、産後は子育てに専念して子どもが幼稚園に入ったら社会復帰を考えよう、と思っていました。
でも、「シェアリング」というコミュニケーション・ワークをする中で
「いつかまた社会とつながりを持ちたい」
と思うようになりました。
「幼稚園まで待たなくても、今からしてもいいんだ」
という選択肢も知りました。
そして子どもが1歳半のときに、誘われる形で地域のボランティア活動を始めました。
2年間、子育てマップの作成や母たちのための講座やイベント運営・開催など楽しく精力的に活動し、充実した未就園期間を過ごしていました。
子どもの幼稚園入園を機に地域活動はセーブしようと思っていたとき、地域活動の仲間でサロンの進行役候補だった友人(現在マドレボニータ事務局スタッフの太田智子さん)から西東京でサロンを開催するチームのメンバーとしてサロンの活動に誘われました。迷いましたが、以前から知っていたサロンへの興味と、友達の役に立てるのならと引き受けました。
サロンでは時々いち参加者として輪の中に入りました。仕事を持っている人、育休中の人が多く、参画はしているものの専業主婦の私がここにいていいのかな、と思ってしまうこともたびたびありました。当時は今で言うワンオペで平日過ごしていたため、フルタイム勤務の人の話を聞くたび、私にはこんなハードな仕事も生活も無理……、と思いました。
でも、何度かサロンに参加する中で、気づいてしまうのでした。
「自分は精力的に地域活動をしてきて、今NPOのスタッフもしている。地域の母たちには感謝されるし、自分でも楽しくやりがいを感じられているけれど、ボランティアで何年もやっていて、体力的にも精神的にもきつくなってきた。やっぱりお金という対価がほしい。」
2011年にチームで発行したニューズレター(サロン参加者に配布する印刷物)の連載「専業主婦の私にとってのはたらくとは」にも書いています。
参画している3年間に「いつかは収入を得られる仕事をしたい」という気持ちはどんどん大きくなりました。ただ、私には何も得意なこともスキルもない。仕事から離れて10年も経っている上、年齢的にも再就職は厳しいし、今から何ができるというのか……、そんな気持ちにもなりました。
2014年。サロンの活動に参画しなくなった年に、子どもが小学校に入学。
色々あり、所属していたNPOからも離れました。子どもが学校に入ったら働く人も多い中、ボランティアではあったけれど、仕事も地域活動も、なくなってしまいました。
私はこれからどうしていこう……。
忙しい日々から一転、時間はできたものの、やりたいことも見つからず、春夏は家の中の片付けに勤しんでいました。
秋になり、西東京でサロンが開催されることになりました。
今仕事もしてないし、「働きたい」と思えなくなっている私。働くことを前向きに捉えられないのに「母となってはたらく」を語るサロンに参加してもいいのだろうか……。
自分が参画していたときには、同じ専業主婦の人にもたくさん参加してほしいと思い、誘っていました。それなのに、働くことを前向きに捉えられない今の自分を「参加する資格がない」などと思ってしまうのはなぜなんだろう。
でも、いつかは何らかの形で働きたい。迷いましたが、開催場所が近所ということもあり、思い切ってサロンに参加することにしました。
全体シェアリングでの他の参加者の発言は、「今の私」に響く言葉がどんどんでてきて、びっくり。それぞれご自身の話なのですが、共通しており、そのシンクロ具合に「今の私の状態を知ってるの?」と思うほど。
「今をまず生きる。一生懸命に」
将来のことは分からないけど、今を大切に、一生懸命生きていくことで、きっと次につながっていくはず。それがわかって、サロンにきてよかったと思いました。
それから4か月後の2015年。
サロンの活動への参画、マドレ通信の編集部など長年マドレボニータの活動に携わっていたことがきっかけで声をかけていただき、事務局スタッフとして働けることになりました。
今までやってきた地域活動の経験も、仕事で活かすことができました。
2017年、2018年にもサロンに参加しました。
自分をとりまく状況が変化する中で「はたらく観」も変化してきました。
サロンに参加して人の話を聞き、自分の心にも問いかけ、思いを語る。
特に、「実際に口にしてみること」の威力を毎回感じました。
そのたび、自分のことながら、あれ、こんなこと思ってたんだ、と驚きました。
変化し続ける環境、限られた時間の中で、今の自分には何が大切なのか、何を優先させたらいいのかを考え、選択する機会を持てたこと。本当にありがたかったです。
初めてサロンの活動に参画してから7年半が経ちました。
当時のニューズレターの連載の締めくくりはこんな文章です。
「今できることを少しずつやりながら年輪を重ね、太い幹となり……。
5年、10年後には花が咲き、実が成るといいなと思っています」
「自分はどうしたいのか?」
「どんな風にはたらきたいのか?」
を対話を通して自分に問う機会は、普段の生活のなかではそんなにありません。
対話の機会を持ち、折に触れて自分の思いを確認し続けることができたから、今の私がいると思っています。
―――――
******
《お知らせ》 5/18(土)イベント開催します!
「MadreBonitaDAY2019
NECワーキングマザーサロン10年の軌跡~ありがとうとこれから~」
市民がつくる対話の場「NECワーキングマザーサロン」の10年の活動から生まれた「マドレ式対話の場づくり」を体感できるイベントです。
「対話」「場づくり」「コミュニティ」に関心ある方、マドレボニータの活動やその豊かなコミュニティに触れてみたい方、ぜひいらしてください!
リターン
3,500円

【全額寄付】プチ応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方はぜひお願いします。
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
-----
マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
- 申込数
- 135
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円

【全額寄付】全力応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
------
マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
1万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額10,000円-2,000円)× 0.4 = 3,200円です。払うはずだった税金3,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
3,500円

【全額寄付】プチ応援コース(寄付金控除対象)
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・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
-----
マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
- 申込数
- 135
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月
10,000円

【全額寄付】全力応援コース(寄付金控除対象)
全額寄付のコースです。リターンはいらないけれど、この取り組みに一口乗りたい、応援したい、という方、ぜひお願いします。
・特設サイトにお名前を掲載いたします(ご希望の方のみ)
・団体から領収書を発行いたします(2020年1月)
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マドレボニータは認定NPO法人になりましたので、確定申告で、寄付金控除を受けることができます。税額控除の額は(年間の寄付金額-2,000円)× 40%となります。
1万円をご寄付いただいた場合、税額控除額は(寄付金額10,000円-2,000円)× 0.4 = 3,200円です。払うはずだった税金3,200円分が減税となり、その分マドレボニータに直接渡せる、つまり税金の投入先を自分で選べるという仕組みです。
*注意事項:お名前の掲載について、公序良俗に反するもの、政治性・宗教性のあるものその他不適切な表現を含む場合はご希望に添えない場合がございます。
- 申込数
- 37
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2020年1月

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