がん治療の一つとしての「運動」を日本で推進するプロジェクト

がん治療の一つとしての「運動」を日本で推進するプロジェクト

支援総額

648,000

目標金額 600,000円

支援者
105人
募集終了日
2020年10月30日

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プロジェクト本文

終了報告を読む

「当たり前に医療機関で、もしくは地域で、がん患者向けの運動プログラムがあれば」と応援コメントをいただいた。私たちはそれを提供されるようにしたい。そのための活動資金のご支援お願いします!

 

がんなのに運動していいの? 何をすればいいの?

こんにちは、「まめっつ」です。
まめっつは乳がん罹患者によるプロジェクトです。がん治療の一環としてエビデンス(科学的根拠)がある「運動」を、専門家のご協力を得た正しい方法で普及させたいという目的で立ち上げました。

 

がんにおける治療の副作用や後遺症、再発リスクは、運動によってかなり軽減されることが最近の研究で明らかになっています(※ただし、がんの種類によります。)。海外では既に治療の一環として、病院で運動が取り入れられ始めました。

 

一方、日本では医師が運動を勧めるものの、それだけにとどまっているのが現状です。

がんになっても、生活も仕事も遊びも今まで通りできるように。ライフイベントや自分の人生をあきらめないでいられるように。

だから、がん患者・経験者が生活の質と元気を取り戻すためには、治療と並走して楽しく効果がある運動をサポートしてくれるしくみが必要なのです! そこで私たちは、海外での実績なども取り入れつつ、がん治療のための運動をサポートする団体を設立し、まずは乳がんのための事業をスタートさせようと考えました。

がんになったら、むしろ運動しましょう!

新型コロナウイルスの影響

まめっつでは昨年、ウォーキング会を始めていました。あわせて、体組成測定会も予定していました。ところがコロナ禍により、活動休止状態となりました。
その時に外出自粛での運動不足を補うため、オンラインエクササイズを開始したところ、日常的な家トレとオンラインは相性がよいことがわかり、オンラインをメインに活動していくように方向性を変えました。

 

乳がんは、治療が10年続くことも珍しくなく、副作用や後遺症に悩まされたり、術後20年たっても再発リスクがあることを知っていますか?

治療が10年続く例に関しては、下記の乳癌診療ガイドラインをご覧ください。
 患者さんのための乳癌診療ガイドライン(日本乳癌学会)
 Q52.ホルモン療法(内分泌療法)は,どのくらいの期間続けたらよいのでしょうか。
 http://jbcs.gr.jp/guidline/p2019/guidline/g7/q52/

 

さて、がんの中でも乳がんには以下のような悩みがあります。

※すべての乳がんサバイバーにこういった症状が当てはまる訳ではありません。

そして、再発を心配される方も多いのではないでしょうか?

 引用1992年、43歳で乳がんを患いながらも克服してきたと伝えられていたオリビア・ニュートン=ジョンが、25年後の今になって乳がんが再発したことを明らかにした。 (MOVIE WALKER PRESS: https://movie.walkerplus.com/news/article/110743/)

 

そんな乳がん患者の悩みに対し、運動が良い効果をもたらすというエビデンスがあることを私たちは知りました。そこで2019年から国内外の専門家に協力を依頼したり、海外の病院で運動を治療に取り入れている例を教えていただいたり、テスト的に運動イベントやオンラインエクササイズを開催したりしてきました。

誰もがつらさを軽減できる社会を目指して、海外の実績を取り入れ、日本でもエビデンスを基にした効果的な、治療と並走できる運動プログラムを開発したい!

今回はそのための活動の第一歩として、乳がん患者・経験者のために、運動の習慣化をサポートする団体の設立を、このクラウドファンディングで目指します。

 

海外での事例

※エディス・コーワン大学(Edith Cowan University)のロブ・ニュートン(Rob Newton)教授より許諾を得て動画を掲載しています。

私たちのこれまでの活動で、がん治療としての運動を研究している、オーストラリアのエディス・コーワン大学(Edith Cowan University)のロブ・ニュートン(Rob Newton)教授から、さまざまな情報をいただきました。

 

教えていただいた情報の1つ、上記の動画に登場するのは、乳がんの女性です。「 トライアスロンは素晴らしいスポーツだけど、乳がんに罹患したとき、エクササイズ(トライアスロン)が私の命を救ってくれるとは思わなかった。」と彼女は話しています。

 

他のがんと比べて、乳がんは10年後でも20年後でも再発・転移のリスクがあるがん種です(日本乳癌学会「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」Q.40)。再発・転移の不安を抱きながら生活している人もいませんか? そんな不安はまめっつと一緒に少しでも取り除きましょう。

「乳がんと診断された後に適度な運動を行う人は,行わない人に比べて乳がんの再発や死亡のリスクが低くなることは,ほぼ確実です」 (日本乳癌学会「患者さんのための乳癌診療ガイドライン」Q.57-7

運動が再発リスクを減らすことは数多くの論文に示されています。以下はその一部です。

日本では運動療法がまだガイドライン化されていませんが、国立がん研究センター がん情報サービスに「 米国対がん協会2012年ガイドラインのまとめ 」が掲載されています。これによると、1週間で「150分以上の運動」と「2日以上の筋力トレーニング」が推奨されています。本プロジェクトが目標にしているのも、そのような運動習慣です。

 

体調や距離の問題でひとりで悩まないようにしたい

都市部にはいわゆる患者会が多くありますが、遠方で参加が難しい方や、体調が芳しくなく外出が難しい方、働きながらで時間が取れない方などがいらっしゃいます。そんな状況でも気軽に参加できるインターネットを使って一緒に運動する場( まめっつのオンライン交流会・オンラインエクササイズ)を整えていくことで、悩む人を減らしていきたいです。

治療は進化しても、日常生活は置いてけぼり。病院では「運動してね。太らないで」と言われるだけ。

エビデンスに則った運動を開発し提供するには、どうしても費用が発生してしまいます。でも、がん治療費は高額になる場合もあるので、参加者の負担はできるだけ軽減したい。そこで、このクラウドファンディングで得た支援を、参加者の負担を減らすためにも使用させていただきます。

 

まめっつのプロジェクトで目指したいこと

画像はイメージです

ゴール:

治療中の副作用、治療後も続く後遺症や20年後も続く再発リスクを少しでも取り除く

方針:

海外で効果があると証明されている運動療法を取り入れる

クラウドファンディングで実現したいこと(今回は第1弾として):

将来的には:

・調査・効果を分析して医療との連携につなげる

※がんサバイバーとは Yahoo! JAPANの検索結果「がんサバイバーとは」を見る

  

 

■ ■支援金の使い道

みなさまにいただいたご支援は、2021年8月までに以下の費用に充てさせていただきます。

  • 活動運営費 320,000円
  • WEB制作費 130,000円
  • 事務・法人手続き費 300,000円
  • クラウドファンディング関連費 100,000円

※活動運営費には日本各地での運動イベント開催の費用が含まれます。新型コロナの動向により活動運営費の一部をWEB制作費に変更する場合があります。

スケジュール

  • 2020年8月:(オンラインまたは野外)運動イベント
  • 2020年末頃:公式サイトオープン

 

専門家とメンバー紹介

奥松 功基さん

筑波大学大学院 
人間総合科学研究科博士課程
スポーツ医学専攻
研究内容:乳がん患者を対象とした運動や食事の実態調査、運動や食事プログラムの作成

 

(コメント)以前、私たちが聖路加国際病院の乳がん患者さんを対象に行った研究では、乳がん患者さんの上半身の筋力は、同世代の健常女性よりも低い可能性があり、日常生活で支障なく元気に過ごすためにも、無理のない範囲で体を動かし続けることが重要と考えています。欧米を中心に多くの先行研究が乳がん患者さんにおける運動の良さを報告していますが、日本では研究数が少ない現状です。乳がん患者さんにおいて、定期的な運動は持久力だけでなく、筋力アップや倦怠感の改善等にも期待できます。→くわしく読む

森田 美雪さん

一般社団法人AtoZ Sports 代表者
日本体育大学非常勤講師

 

 

(コメント)スポーツ選手や専門指導員、医師などの協力を得ながら、幼児から高齢者まで、また病気や障がいを持つ方なども参加できるさまざまなスポーツイベントを企画・実施し、参加者の皆様にお喜びいただいています。その活動の一環として、乳がん手術後の心と身体のリカバリーを目的としたホアルア水中運動教室を実施しています。→くわしく読む

 

 

■ ■まめっつとは

運動量を表す単位にMETs(メッツ)があります。少しずつ(豆ほどでも)毎日(まめに)効果がある運動していこうと、豆+METsで「まめっつ(maMETs)」というプロジェクト名にしました。

 

まめっつメンバー(あいうえお順)

 

石山 美行

石山 美行

ヤフー株式会社、がん対策推進企業アクション(厚生労働省委託事業)認定講師、暮らしの保健室(プラスケア)デザイナー

 

運動などで治療の副作用やリンパ浮腫を緩和しながら、休職せずに勤務を続けてます。楽しさから始まる身近な運動の場を提供したいです。私も階段2段が登れない時がありました。ひとりでも多く、以前と同じ生活を取り戻せますように。講師としては、おもに仕事と治療の両立をテーマにお話しています。

伊藤 紗都子

伊藤 紗都子

CNJ認定乳がん体験者コーディネーター(BEC)、CNJ認定がんナビゲーター(CCN)、全がん連「がん教育外部講師のためのeラーニング」修了、中級ピンクリボンアドバイザー

 

AYA(若年)世代乳がんサバイバー。原発性アルドステロン症患者。乳がん手術後の慢性疼痛や治療のつらさでやむなく離職した経験があります。現在はホルモン療法を継続しながら医療機関で勤務しています。 治療と仕事との両立、AYA世代特有の悩みや課題、メンタルケアにも関心があり研鑽中です。誰でも無理なく楽しく参加できて、不安な気持ちが少しでも軽くなるような安心できる場をまめっつで作っていきたいです。

大西 史穂

大西 史穂

40代乳がんサバイバー。2015年手術、放射線治療、経口抗癌剤治療を経て、10年間続くホルモン剤治療中です。

 

甲状腺機能亢進症も発症し、倦怠感で仕事と治療の両立に悩む経験をしています。運動が再発予防に有効と知ってはいますが、ひとりではなかなか続きません。手軽に始められるウォーキングやちょっとした体操をサバイバーの皆さんと楽しく行い、全国に「まめっつ」の輪を広げていきたい、再発の不安を少しでも取り除きたいと思っています。

佐々木 三奈

佐々木 三奈

一人暮らしの働く乳がんサバイバーです。2018年告知、2019年3大治療終了、現在はホルモン療法中。両胸かつ両腋窩郭清の同士は、ぜひ友達になってください。

 

無理なく、できれば楽しく続けられる運動を、当たり前のように生活に取り入れたい。そんな思いで活動に参加しました。がんサバイバーの皆さん、人生を一緒にテクテク歩いていきましょう。

平澤 沙耶

平澤 沙耶

働く2児の母です。 二人目の授乳中に告知。2018.09左乳房全摘、リンパ節郭清。抗がん剤、放射線のあと、現在はホルモン療法のフルコースで治療しています。

 

ピラティスとLoopExercise ® に出会い、術後化学療法や放射線中 も運動していました。身体を動かせば、倦怠感が軽くなるだけでなく、気持ちも前向きになります。 治療中、経過観察中の辛さを一緒に乗り越えていきたいです。
登録商標マーク

ご支援どうぞよろしくおねがいします!

 

 

 

【プロジェクト終了要項】

 

運営期間    
2020年9月1日〜2021年8月31日

運営場所    
東京都中央区銀座一丁目15番7号MAC銀座ビル303

運営主体    
まめっつ

運営内容詳細    
がんサバイバー向けトレーニングおよび運動療法情報提供サービス、および団体の法人設立を行う

 

 

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プロフィール

運動量を表す単位にMETs(メッツ)があります。少しずつ(豆ほどでも)毎日(まめに)効果がある運動していこうと、豆+METsで「まめっつ(maMETs)」と名づけたプロジェクトチームです。

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リターン

3,000


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お礼と活動報告書

・心をこめてお礼のメールを差し上げます。
・まめっつの活動報告をPDFにてお送りします。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


一緒に歩こう! 動物キーホルダーで応援

一緒に歩こう! 動物キーホルダーで応援

まめっつオリジナルのかわいい動物キャラクター(ヨークシャテリア)のキーホルダーをお礼に差し上げます。
ウォーキングのお供に連れていってください。

申込数
22
在庫数
8
発送完了予定月
2020年11月

3,000


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お礼と活動報告書

・心をこめてお礼のメールを差し上げます。
・まめっつの活動報告をPDFにてお送りします。

申込数
23
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

3,000


一緒に歩こう! 動物キーホルダーで応援

一緒に歩こう! 動物キーホルダーで応援

まめっつオリジナルのかわいい動物キャラクター(ヨークシャテリア)のキーホルダーをお礼に差し上げます。
ウォーキングのお供に連れていってください。

申込数
22
在庫数
8
発送完了予定月
2020年11月
1 ~ 1/ 18

プロフィール

運動量を表す単位にMETs(メッツ)があります。少しずつ(豆ほどでも)毎日(まめに)効果がある運動していこうと、豆+METsで「まめっつ(maMETs)」と名づけたプロジェクトチームです。

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