真鶴建築マガジン(45)／《トミト》ヴェネチアビエンナーレ

2018年5月26日（土曜日）から11月25日（日曜日）にかけて開催される「第16回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展」の日本館に、 トミトアーキテクチャのドローイングが展示されています。
　
今年の日本館のテーマは「東京発　建築民族誌－暮らしのためのガイドブックとプロジェクト」というものです。
　
建築と民族の関係が示された、42のドローイングが並んでいます。
　
その内容は本当にさまざまで、世界中での人間の暮らし、その環境のつくり方、現在のありよう、ひずみのようなものなど、土地と人間から由来するさまざまな事情を切り取った作品が展示されています。
　
真鶴町の「美の基準」も、こういった試行錯誤のひとつだと考えています。
　
そして美の基準と同じように、現在がつくられるまでの間に世界中のあらゆる土地で、人間と環境の関係を探るスタディが繰り返されて来たのだということを改めて感じました。
　
その膨大な歴史の上に今私たちもいて、そのうちのひとつの真鶴半島で、そういったことと向き合いながら、みんなで1軒の家を改修しているのだということを、改めて考えた1日でした。
　
おわり
　
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