虎の門病院 田村宣子先生から応援コメントをいただきました！

術後ずいぶん時間がたっているのに、患者さんから“もう運動してもよいですか？”“傷が痛むので怖いです”とお話を伺うことが多くあります。

外来では原病の状態を把握し問題ないことを確認し、軽い運動を指導することも多いですが、おひとりで行うときには不安を感じているのではといつも想像しています。

動かしてよいのに十分に動かせていないことで、痛みや苦痛を感じてらっしゃる方がどれほど多いことかと思うこともしばしばです。

しかし外来で原病のお話や薬物の副作用のお話をしているとなかなかゆっくり時間が割けないのも現状で、積極的なリハビリテーションが必要というほどではない、あとちょっとという方々に対して、病院の中だけで解決することにも難しさを感じていました。

辻さんにお会いし、乳がん術後ピラティスのアイデアを伺ったとき“これだ”と思いました。

患者さんのニーズを解決する場所が病院の外にもあったらなんて素敵なのだろう、そして専門プログラムなら”ちょっと怖い“という気持ちを抱えている方にはどれだけ安心なのだろうと思いました。

いつも外来で感じていることですが、もともと多くの患者さんたち女性は本来とてもパワフルです。

でも病気のことで少しだけ自信を失ってしまうこともあります。

自分の力で半歩・一歩前に進むことで、いろいろなことに自信を取り戻すことができる、患者さんたちの背中を押せるようなプログラムに成長していったらと願っています。

虎の門病院　乳腺・内分泌外科　田村宜子