工事進捗：いろいろアクシデントが発生しています

保全池について，12月に工事を終え，1月にモルタルのあく抜きのために何度か湛水と落水を行い，2月に湛水してメダカを試験導入し，水質の安全確認を行っておりました。

しかし，その期間において，緩やかではありますが再び減水が発生していることが判明いたしました。およそ1日5mm程度ですが，2ヶ月弱雨が降らなければ完全に干上がってしまう計算となります。

さらに，この程度の減水であれば，井戸水を掛け流しに出来れば問題が無いのですが，井戸水が真っ赤に染まるというアクシデントも発生しており，現在ポンプを止めている状態です。

これは，くみ上げた地下水に含まれている鉄分が，鉄バクテリアの大繁殖によって酸化されているものと思われます。昨年度までは汲み上げ口あたりだけがこうなっていたのですが，工事後は水路全体～池まで赤くなるようになってしまいました。

現在，急ぎ対策を考えているところですが，このような度重なるアクシデントにより，当初3月に予定していた三重大メダカとトウカイヨシノボリの放流は，もう少し遅くなりそうです。

御支援いただき，放流を期待してお待ちいただいている皆様には大変申し訳ありませんが，今しばらくお時間をいただけますと幸いです。