生地のお話ー2

 

生地を作る上で味と同じくらい気にしていたのが「食感」です

 

 

「子どもがパクパク食べる」を実現するために「食感」は重要だと思いました。

 

それは息子たちがなぜかスライムで遊ぶのが大好きだったからです。

とにかくあのなんとも言えない触り心地がたまらないらしく、ずっと遊んでいるし、持ち歩きたいがためにポケットに入れて二度と取れない状況に陥ることが何度もあったからです。

 

それくらい子どもは「触った感覚」というものが大人に比べて敏感なんだろうなと思っていました。

 

 

そのため生地の食感にこだわりました。

ピザ生地にはいくつか種類があって

 

 

 

 

 

ミトンでは、「ふっわふわなのにもっちもち」を目指しました。

 

 

 

 

 

生地を「ふっわふわ」にするためには３つの方法があります

 

ベーキングパウダー、ドライイースト、天然酵母の3つです。

 

 

ふわふわだけならイースト菌、お菓子のようなサクサクならベーキングパウダーということです。

 

ミトンはふわふわでもちもちなので、天然酵母の優しい発酵がぴったりでした。

 

天然酵母は

 

「頑張ってふわふわさせたけど、ちょっともちもちも残ってしまったけど、いいかい？でも風味はつけておいたから！」

 

という感じです。これはミトンには本当にぴったりでした！

 

【生地の研究のときはよく「ミミ」焼いていました】

【めずらしい「ピザのミミだけピザ」】

 

 

出汁文化とうま味文化の中で生きる日本人は「風味、うま味」を楽しむ天才だと思っています。

そんな日本人には天然酵母がぴったりだと思いました。

 

 

 

 

天然酵母は他の二つに比べ手間と時間をかける必要があります。

 

しかもただ発酵させるだけではなく、冷たいところで発酵させる「長期低温発酵」をさせています。

これはゆっくり長く発酵させることで小さな空気の粒が均等に入るので、よりふわふわもちもちになるためです。

 

それとせっかくの北国のピザなので、北海道の寒さを味方にしようと思ってこの発酵方法に決めました。

（ちょうどピザ生地の発酵方法で悩んでいたのが真冬だったので）

 

 

これでできたのがミトンオリジナルの

「道産小麦１００％に８種の自家調合スパイスを練り込んだ天然酵母長期低温発酵生地」

 

【発酵前と発酵後ではこんなに違います】

 

 

これがミトンこだわりの生地です

 

 

 

 

子どものためにと研究した生地でしたが、子どもはもちろんでしたが、大人のかたの人気も高かったのは予想外でした(笑)よかったよかった。

 

みなさん、喜んでくださりありがとうございます。うれしいです