崩壊現場からのシンデレラ×２♡

今年の冬。

最も寒さ厳しい1月末日。

ある崩壊現場の情報が入りました。

それは、ペットショップ崩壊。

昨年秋から、売れる子はすべて売り尽くし、繁殖に使った子や引き取り手のなかったであろう猫たちが酷寒の店舗に置き去りにされたのです。

明日は店舗の明け渡し、という日。

私たちのご協力団体さんが、救助に入りました。

 

異様な雰囲気と、鼻を衝く信じがたい臭い。

寒さの中、糞尿に濡れた狭いケージに彼らはいました。

手入れのされない犬たちは、カットしてみなければ種類も不明。

寒さに弱い猫にとってはことさらつらかったでしょう。

幸い猫たちは、地元のボランティアさんが引き取って下さり、団体さんには、犬18頭が。

 

夜を徹しての健康診断や、様々なケア。

もつれてしまった毛はカットするしかない。

それでも笑顔で愛情を込めてお世話してくださる素敵な団体さんです。

そして、すっかり元気になったその子たちがやってきました！

 

その中の、ミニチュアダックスの女の子2匹。

吠える、ウンチを踏んでも平気、時には食べてしまう・・・

散歩したことがないので、まっすぐ歩くことができない・・・

すべて、狭いケージの中でそうしなければ生きてこられなかったが故の、行動です。

 

「かわいそうに・・・」

と思うことと、それらをすべて引き受けることとはずいぶんな差がありますね。

 

でも、ご縁があったんです(＾◇＾)

「この子たちは今、生まれかわったばかり。

時々、トイレを失敗しても、きれいに歩けなくても、何にも問題ないですよ（笑）　とってもいい子です♡」

と言っていただけるお家に、一緒に行くことができました。

 

心から甘えてのびのびしている姿を見ると、心配してくださった方、教えてくださった方、実際に救助してくださった団体さん、そして、里親さん。

どれ一つが欠けても繋げなかった命。

みんなの願いがこめられた第2の犬生。

 

簡単に良かった良かった！といえるほど単純ではないのですが、生体販売が認められている、先進国としてはずいぶん遅れた日本。

ペットブームで毎年増え続ける供給。

その陰で、いろんなことが起きています。

 

一日も早く、本当の意味での文化を身に着けた国になることを願って！

 

ふたばちゃん、わかばちゃん　よかったね!(^^)!