応援メッセージのご紹介｜橋本光明様［東山魁夷記念一般財団法人代表理事／信州大学名誉教授］

橋本光明様｜東山魁夷記念一般財団法人代表理事／信州大学名誉教授
　　　　　　前すみだ北斎美術館館長／元長野県立美術館・東山魁夷館館長

東山魁夷記念一般財団法人

「もんぜん千年祭」は、“今、この時”と“今、限りなく”を併せもっています。存在し続けているからこそ今があり、今がなければすでに止まっているにすぎない。葛飾北斎は、今、動いている瞬間のよさや美しさを描くことで風がそよぎ草花が揺らぐ “時の流れ”を感じることを大事にしました。東山魁夷は、満開の桜と満月を描くことで、明日では叶えられない今ここでしかないめぐり逢いの素晴らしさを掛け替えのないこととしました。しかし、満ちた桜と月の出会いは再び訪れるという壮大な宇宙の “時の流れ”に希望をもつものでもあります。

「もんぜん千年祭」は、2月の出会いと過去からの繋がり、未来での再会を期し味わうものです。