ちょっとだけお金の話 「自己資金が無いと助成金を申請することができないNPOの運営」

こんにちは！

ボランティアメンバーの美絵です。

 

いつもNPO法人Mother‘s Tree Japanを応援・ご支援くださいましてどうもありがとうございます^^

 

 

今日は、私たちの活動資金についてお話させてください。

 

ご存じの方も多いかと思いますが、NPO法人とは『特定非営利活動法人』の略称です。

 

「非営利活動」つまり「自分たちの利益や儲けを第一とした理念のもと行う活動ではない」ということです。

 

日本には多くのNPO法人が存在していますが、NPO法人は様々な社会問題に対して、行政や公的機関だけではなかなか行き届きにくい部分を担っています。

 

 

そのような、あらゆる社会問題に対して「なんとかしたい」「できることがある」「こうしたらよいのではないか」という志を持つ人たちが集まり、地域に根付き一生活者の方に行き届くきめ細やかな取り組みが行えるように、NPO法人を設立して活動しています。

 

では、その活動資金はどのようになっているのでしょうか？

 

私自身も活動するためのお金はどうしているのですか？と聞かれることがよくあります。

 

活動資金には大きく4つあります。

 

１．助成金　　

２．行政からの受託業務　　

３．寄付　　

４．自己資金

 

 

私たちに限らず、NPO法人の主な活動資金は『助成金』です。

 

公益財団法人が実施する事業支援に申請をして、審査が通れば助成金を得ることができます。

 

行政からの受託業務や寄付については、活動を積み重ねていった結果として得られるものなので、年間にかかる活動資金をある程度まとまった金額として得るためには、毎年、助成金申請を行い審査に通る必要があります。

 

この審査は前年度通ったから今年度も通るという保証は一切ありません…(キビシイ;_;)。

 

 

また、この助成金を申請するためには必ず一定以上の『自己資金』を有していることが条件となります。

 

 

つまり、『自己資金』がなければ助成金を申請することができないのです…(本当にキビシイT0T)。

 

NPO法人Mother‘s Tree Japanは設立から3年が経ちました。

 

この3年間の活動資金は、皆様からの温かいご寄付や昨年実施したクラウドファンディングへのご支援と助成金で行ってきましたが、それだけではなく事務局長と理事長の私金も多く投入しています。

 

ちなみに日々の活動や翻訳・通訳ボランティアメンバーに謝礼をお支払いしようと資金集めに奔走している事務局長の事務運営費は無償で、役員報酬もゼロです(^^;;

 

 

恐らく、このような活動資金の在り方は、一部の大きなNPOを除き、日本のシステムの中で頑張って誠実に活動している多くのNPO法人も同じという統計があります。

 

今年もクラウドファンディングに挑戦している理由は

 

◎指さしボードシリーズの全国周知と頒布　

◎ノウハウをシェアし仲間を増やす

 

という新たな活動の資金のためではありますが、それは同時に『自己資金』となり、これらの活動をすることにより、今後の助成金申請を行える条件を満たす、その資格を得るというとても重要な活動継続の根幹にも繋がっているのです。

 

どうか、今年もクラウドファンディングが達成できますように、そして、これからも活動を継続してくことができるように

 

皆様からのあたたかいお力添え・ご支援をいただけますよう、重ね重ねになり大変恐縮ですが、どうぞ宜しくお願い致しますm(_ _)m

 

NPO法人Mother’s Tree Japan

美絵