実行委員、それぞれの振り返り④

私は小学校の頃からあまり目立つことをやってきませんでした。しかし変わったことが好きで初めての体験にワクワクしていました。そのため義務教育最後の中学3年生でクラウドファンディングという言葉がでてとても面白そうだと思いました。それに主に生徒主体ということで興味がわき、実行委員に立候補しました。

初めてのメンバーで、初めての取り組み、はじめは手探りで他の人のものを参考にしながら作ってみたり、自分の携帯からREADYFORにログインし、どうやったら支援が集まるのか考えたり、取り組み中は、お金が一番の目的になってしまっていないかなど、みんなで案や意見をだしあったり、ときに意見が割れたり、相手を納得させようとしたり、納得させられたりと、メンバーから多くのことを学んでいきました。自分の意見を全然まげなかった私が、相手の意見を聞き、否定から始まらなくなりました。私自身の大きな変化を感じました。

READYFORのページを作る際仲間と協力し写真を編集したり、グラフの作り方を教わり、これから使えることを色々と覚えました。役場に行った際は共同代表二人のサポートに回りましたが、新聞記者さんやテレビ局の人には、自分もちゃんとこのプロジェクトのことを伝えられました。少し前の私ではできなかったなと思います。自分は成長したと思いました。

私はよく国語の先生にも言われていましたが、言葉は出てくるけど、それを文章にまとめるのは苦手です。これは治ってはいないけれど、少しマシにはなったかとは思います。それは何よりも、伝わればいいだろうという考え方から、伝わるようにしたいという考えに変わったからです。

この一ヶ月は中学三年間で最も濃い一ヶ月となりました。あまり話さない人と話し、その人の価値観を知り、私の価値観を伝えあいました。今後もこういった取り組みをしたいと感じています。去年、生徒会に入れば良かったとも思いました。

支援者がお金と一緒に送ってくれるメッセージを見るたびに嬉しくなったり、頑張ろうって気持ちになったり、達成感が湧いたりと、いろいろな感情をもらいました。だから本番前に話し合うべき時間にトランプゲームで遊んでいて叱られたときに、とても後悔しました、でもあの時に幸三先生に叱られたから、残り数日をあんなにがんばれたとも思っています。

バルーンを飛ばす前日はワクワクで眠れず日をまたいでしまいました。この一ヶ月があっという間ですごく惜しく感じ、卒業してもまたみんなと集まりたいと思いました。バルーンを飛ばしたときはやはり何人か先に飛ばしてしまうかとは思っていましたが、3人ほどと思っていたより少なかったので良かったです。怜音さんの掛け声で一斉にバルーンを飛ばしたときは、すごいとかそんな言葉しか浮かばなくてこれは一生記憶に残るなーと思いました。

私はこのプロジェクトで目標に掲げていた「最高の思い出」づくりができたのではないかとおもいます。成人式の日みんなでまた集まったときにこの話ができるのを楽しみにしています。

 

バルーン実行委員　宮城竜輝