実行委員、それぞれの振り返り⑦

この取り組みは私に、泣いてしまうほど沢山の思いをもたらしてくれました。

私がこの取り組みに参加した最大の理由は、中学校卒業がたった一回だったからです。卒業までの残り一ヶ月、何か思い出を残したいと思っていたので、バルーンリリースの話が持ち上がった時、「これはやらない手はない！」と確信しました。

もちろん、楽しい事ばかりではありませんでした。毎日放課後、クラウドファンディングに取り組んだり、校長先生の元へ出向いたり、他学年に説明に行ったり。苦手なこともたくさんしてきました。しかし私は以前から生徒会を通して、何かを企画し運営していく楽しさを知っていました。この苦労が少しあとには、苦労が名残惜しさに変わっていくのを知っていました。知っていたからこそ、前向きに、成功させるという信念を持って、全力で取り組むことができました。

この取り組みには本当に多くのハードルがあり、不安も沢山ありました。「資金が集まらないのではないか」「ヘリウムガスが足りないのではないか」「当日晴れないのではないか」・・・妥協しなくてはいけないのかなと、思うこともありました。

しかし、多くの支えのおかげで、最終目標まで達成し、天気にも恵まれ、当日、春風とともに流れていく風船を目にすることができました。

嬉しくて、感動して・・けれども切なくて、涙を落としてしまいました。

私達の旅立ちに、鮮やかな思い出をありがとうございます。

この取り組みを通して感じた思いを忘れることなく、これからも前進し続けていきます。

私達の成長を後押ししていただき、ありがとうございます。

私達の未来に、期待していてください。

 

バルーン実行委員　大城晴翔