【原点】オトナ猫にチャンスを下さい！多頭飼育状態になりやすい環境から譲渡へ繋ぐ架け橋

残り11日程度となってきたクラウドファンディングも終わりが見えてきました。

 

20％程度の達成率でも最後まで諦めません。

 

ここで改めて、お店の成り立ち・原点に返ったお話をさせていただければと思います。

 

そもそも保護猫カフェという実店舗をオープンしようと思ったのは、

 

・あまりにも子猫の譲渡会参加の時期が長かった事
・多頭飼育しているシェルターや活動者さんは一度に譲渡会へ参加させる猫の数が決まっていること

・成猫だと譲渡会で緊張してしまい、本来の性格、良さが伝わらないこと

 

これらを解決していきたいという思いから、成猫を中心とした保護猫カフェのオープンを目指し、そして出店を果たし今に至ります。

 

これからの季節には、また子猫が増えてくる時期となります。

そうすると、やはり譲渡会は子猫を先に参加させないとまた来年、再来年と先を見据えた時にオトナ猫がシェルター等で溢れかえってしまうからです。

 

また、子猫だと譲渡会でも比較的ケージに入れられていても反応してくれたりする為、譲渡も決まりやすいという事も理由としてあります。

 

そんな背景には、オトナになった猫が譲渡会に参加する枠さえ得ることができなかったり、参加した場合でも縮こまってしまって保護主さんも「このコは本当に良いコなのに…」という歯がゆい思いのままエントリーされず終わってしまうことも多々あります。

 

保護活動をしている方々であれば、こういった事は誰もが経験することで何とか譲渡に繋げたい…！新しい幸せな家族を見つけてあげたい…！と心から思っています。

 

まだ1店舗しかない当店「ねことカフェ」ではありますが、そういった本来の性格、相性、オトナ猫の良さを伝えられる場所として保護猫カフェが最適なのではないか？

 

他にも保護猫カフェは多くありますが、オトナになった猫をどうやって譲渡に繋げるか？

その子本来の魅力を伝えるにはどうすれば良いのか？

 

そういった事を試行錯誤しながら、次第に興味を示してくださったり、譲渡に繋がったりするケースも出てきています。

 

これまで保護活動をされてきた多くの方々がやってきてくださった事があって、私たちは違うアプローチを試す事もできます。

 

・今回はこうやって魅力を伝えてみよう
・あえて全体ではなく、特定の猫に絞ったイベントをしてみるのは？

 

など、王道と呼ばれるものから少し違った事を実践することができます。

 

 

 

このプロジェクト実行中も色んな所でシェルターや保護など含め、シェルターの増設や建設はまだまだこれから増えるのかなという印象を受けます。

 

それと同じくして、保護頭数も自然を増えていきます。

 

もし、譲渡対象となっていてなかなか上手く譲渡ができない子がいれば、ホームグラウンドとなる当店のような場所で魅力を存分に発揮してもらい、本当にケアが必要な保護猫、保護犬たちに時間を使ってもらえるのが一番良い方法だと思っています。

 

怪我や病気、人馴れ修行など様々なことで時間を大幅に割かないといけないのが保護活動です。

そこに加えて譲渡会を実行するのは、場所の確保、ケージの準備、猫の捕獲、移動、片付けなど労力が大変なものとなっています。

 

オトナになった猫たちの魅力を存分に発揮してくれている場所である「ねことカフェ」も、今では日々存分におもちゃで遊んでくれたり、それを見たお客さんが気にしてくれてエントリーに名乗り出てくれたり、チャンスはとても広がります。

 

改めて原点に返り、オトナになった猫たちを譲渡する最適な場所、存在であるねことカフェを守り、発展させていくためにどうかご支援のほど宜しくお願い致します。

 

一般社団法人 和

梅本