次は石川一雄さんだ！

袴田巖さんの無罪獲得は確実、時間の問題だと思います。次は石川一雄さんだ！　というムードが支援者の中に溢れています。被差別部落に生まれ、文字の読み書きもできなかった石川さんが脅迫状を書けるはずもなく、取り調べで無理矢理書かされた文字は、脅迫状とは似ても似つかない筆跡。おまけに石川さん宅から発見されたとされる万年筆は脅迫状を書いたものだから、石川さんの犯行を裏付ける動かぬ証拠だと、警察は主張してきたのですが、万年筆のインクと脅迫状のインクは成分が異なることが判明しました。つまり、万年筆は捜査機関によって、捏造されたもの（持ち込まれたもの）である可能性が高いということです。

その石川一雄さんの60年にわたる闘いが「部落解放」5月号で特集されています。ジャーナリスト、神林毅彦さんによる筆致は、単に証拠や論理を並べたものではなく、様々なエピソードを散りばめた、感情に訴える素晴らしい記事となっています。

私へのインタビューの一部もほんの少し紹介されています。お手に取ってお読みいただければ幸甚です。