1994年12月21日　31年ぶりに石川さんが自宅に戻った。

私は学生の頃、石川さんの無実を信じて、集会にも参加したりしていましたが

･･･1994年12月22日の新聞に「21日夕方、石川さんが31年ぶりに自宅に戻った」という記事を見つけました（写真は私自身のスクラップ）。冤罪について何も知らなかった私は「良かった。これで石川さんは無罪になるんだ」と思ってしまい、支援活動から離れてしまいました。その後の私は音楽三昧の日々。夢かなってメジャーデビューは果たしましたが･･･。

石川さんはその日も「裁判所は事実調べをしてほしい」とコメントしています。29年した今でも、「事実調べをしてほしい。そうすれば私の無罪が明らかになる」と語っています。自宅に戻った石川さんは胸がいっぱいで、大好きな海苔巻きも１つしか食べられなかった、無罪になるまで絶対に飲まない、お祝いの席に酒はなかった、と記事は綴っています。

31年ぶりに自宅に帰ったのが1994年、それから29年、既に60年も闘っています。あまりに酷い。時間かかりすぎです。私は冤罪ラジオ番組「塀の中の白い花～ほんとに何もやってません」を運営しながら、冤罪撲滅を目指す活動に関わっています。若い頃に、石川さんの支援活動から遠ざかってしまった後ろめたさが今でも心に渦巻いていて、ムキになって続けている、という一面もあるなと思っています。

そんな訳で、冤罪ラジオ番組継続のために実施しているクラウドファンディングにご協力いただければ幸いです。この番組は冤罪が誰の身にも起こりうる身近な問題であることをお伝えし、一緒に考えていただくきっかけになることを目指している番組です。