【現地情報】カンボジアの教育現状

 

この記事では

カンボジアの教育現状についてお伝えします！

 

最初に現在の教育状況に深く影響を及ぼしている

カンボジアの歴史について少し紹介します。

今から数十年前のカンボジアでは

ポル・ポトという政治家が独裁政権を行っていました。

 

ポル・ポトは原始共産主義の考えのもと、

教師、医者などの知識人を虐殺し、

さらには眼鏡をかけているというだけで

殺害された人も多くいました。

 

この出来事で教育ができる

知識人層はほとんどいなくなり、

生存者の大半が10代、20代の若者となってしまいました。

 

このような理由で現在カンボジアの50代、60代は

数十年前の知識人大虐殺によって

教育を受けていない世代とされています。

 

上の世代が教育を教えることができなければ、

その下の世代も必然的に教育を受けることはできません。

 

 

現在のカンボジアの教育環境を取り巻く諸問題は

この過去の出来事が原因の一つとなっています。

 

その結果、現在のカンボジアの教育現状とはどんなものか...

現在、カンボジアには過去の大虐殺による教員不足もあり

午前・午後の二部制を導入する学校が多く、

二部制となることによって授業数が減り、

多くの学校が国に定められたカリキュラムを

網羅できていないのが現状です。

 

ですが、高校卒業試験や大学入学試験に合格するためには、

国によって定められたカリキュラムを

学習する必要があります。

 

では、多くの学校でカリキュラムを

網羅できていないのにも関わらず

試験をクリアできる子がいるのは何故か？

一概には言えませんが、

経済的余裕がある家庭の子ども達は塾に通い、

学校で学べない部分の補填をしているそうです。

しかし、都市部においても

塾に通うことができるほど

経済的余裕のある家庭は限られています。

カンボジアは、

都市部と農村部の経済的格差が大きい国で、

農村部では学校に通うことすら

厳しい状況の家庭も見受けられます。

 

 

そこで私たちは少しでもそういった理由で

将来を諦めてほしくない！

 

その想いで

『KnowRich,』を制作しています。

 

『KnowRich,』はオンライン授業であるため、

インターネットが不可欠になります！

カンボジアのインターネット事情は

どうなっているのか…?

次回はカンボジアのインターネット普及率を紹介します。

是非ご覧ください！