加藤聖五ワールドカップ大回転20位の活躍！

改めまして野沢温泉スキークラブのクラウドファンディングにご支援頂きましてありがとうございました。おかげさまでそれぞれの活動を順調に進めることができております。併せて一部リターンに関して遅れが生じてしまっていること、お詫び申し上げます。

さて、今回ご報告するのはアルペンスキー日本代表であり、当クラブ所属の加藤聖五の1/23に開催されたシュラドミングワールドカップ大回転についてです。大回転という種目に関して歴史上、日本人選手は長年苦戦を強いられてきました。国際スキー連盟のウェブサイトにある記録上で、ワールドカップ大回転で30位以内に入れたのは2004年の佐々木明選手のみ。回転種目では表彰台に上ったことも多くあったなかで、これほどまでに成績を残すことができなかったのが大回転です。

このような状況のなかで1/23にシュラドミングで行われたワールドカップ大回転で加藤聖五が20位となりました。アルペンスキーの世界で日本に立ちはだかっていた大きな壁を20年ぶりに超え、そしてさらなる一歩を踏み出すことができました。

私は全日本アルペンスキー男子チーフコーチという立場で加藤聖五含め日本人選手の強化を担当しておりますが、この瞬間を迎えられたことで私自身いままでやってきたこと、そして野沢温泉スキークラブの活動というものが認められたという気持ちになりました。

野沢温泉で加藤聖五が幼少期から積んできたトレーニングが、そして野沢温泉で育ち学んだ私が行っているコーチングが、いま一つ形になったと感じています。

もちろん目標はもっと上にあり、そのためにいままでもそしてこれからも取り組んで参ります。数十年前とは世界情勢もアルペンスキーの世界も大きく変わり、そしてこれからも変わっていくなかで、今後さらなる活躍、そしてスキーの未来のために個々人としてもクラブとしてもさらに成長していきたいと考えています。

そのための一歩をご支援して頂いた皆様に改めて感謝申し上げ、今回のワールドカップの報告とさせて頂きます。

野沢温泉スキークラブ理事　河野恭介