筑波大学デジタルネイチャー研究室|10周年展覧会プロジェクト
筑波大学デジタルネイチャー研究室|10周年展覧会プロジェクト

寄付総額

6,495,000

目標金額 5,000,000円

寄付者
123人
募集終了日
2025年4月25日

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2025年04月10日 13:00

【第4弾】シンギュラってコンヴィヴィ展:学生からの展示紹介(小澤知夏・村上貴人)

いつもデジタルネイチャー研究室の活動への温かいご声援を賜りまして、誠にありがとうございます。

私たちの研究室は、2025年に10周年という大きな節目を迎えました。これまでに、アートとサイエンス、身体と情報、リアルとバーチャルの境界を行き来する数々の「デジタルネイチャー」な研究(ときに人間も)が誕生し、多くの新しい歴史を紡いできました。

このたび、その歩みと成果を一望できる10周年記念展覧会の開催が決定しました。

本展覧会では、研究成果や社会実装の数々をご覧いただけるほか、「これからの人間とテクノロジーの関係性」がどう変わっていくのか、これまでからこれからのデジタルネイチャーをひとつづきに一望いただける内容を企画しています。

しかし、この展覧会の実現には、みなさまのご参加があってはじめて成立するものです。このクラウドファンディングはその参加の門戸であり、特等席にあたります。

クラウドファンディングを通じて、10年間の旅を共に振り返りながら、昨今の加速するAIの世界をさらに先取りするこのデジタルネイチャーの方角を睨みつけて、これからの新たな未来を一緒に描いていきませんか?

歩く人がふえれば、そこが道となるように、みなさま一人ひとりのご参加が、次の10年をかたちづくる力となります。

この活動やクラウドファンディングの情報を広めていただけると、とても嬉しく、心強く思います。

本日は、展示を担当する学生たちからのメッセージを掲載いたします。ぜひご覧ください。



こんにちは!デジタルネイチャー研究室・博士前期課程1年の小澤知夏です。

現在、私たちはデジタルネイチャー研究室の10年を楽しめる展示デジタルネイチャー研究室の10年を楽しめる展示の開催に向けたクラウドファンディングを実施しています。本記事では、私が担当する展示の内容をご紹介したいと思います。

私は、2022年に開催した「計算機自然と民藝」展に引き続き、展示の統括を務めるとともに、展示の第3章『マタギドライブとヌルの旅』にも出展者として参加します。この第3章では、出展者それぞれが持つ独自の「興味」「偏愛」「世界観」といった感性に焦点を当て、その人間味を空間全体を通じて表現します。

私自身は、3×3×3メートルという贅沢な空間を使って展示を行います。今回の展示では、「コンピュータがなかった時代の写真技術や文化に、計算機を介入させることで、どんな新しい表現や現象が生まれるのか?」という問いを軸に、皆さんと一緒に考える場を作ります。

私は高校時代、小説の主人公に憧れてカメラを手にしたことをきっかけに、フィルムカメラ、レフ機、ミラーレス、そして古典的な写真技法まで、幅広く写真の世界に没頭してきました。その熱中が大学での研究テーマとなり、現在では写真に人生を捧げる研究者を目指しています。

高校2年生の時の私。
高校2年生の時の本棚。当時はまだFUJI業務用100が売ってました(今はもうないですね、悲しい)

 

私はこれまで単なる技術的なアプローチにとどまらず、美術史や哲学の勉強、作品制作、エッセイ執筆など、一般的な理系の研究とは異なる手法を積極的に取り入れています。特に私は、写真を「アナログな手触りのある体験」として捉えることにこだわり続け、その視点から新しい表現方法を模索してきました。

フルカラーサイアノタイプのカラーエディタ|https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2022/11/computational-alternative-photographic-process-toward-sustainable-printing/
モノクロのオルタナティブプロセスに拡張|https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2023/06/give-life-back-to-alternative-process/
湿板写真を計算機を使って再現する|https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2024/11/can-ai-generated-ambrotype-chain-the-aura-of-alternative-process/

そのため、今回の展示では、「私が普段研究をおこなっているときの脳内を再現する」というテーマでフロアプランを検討しています。これまでの研究を通じて収集した書籍や資料の展示では、ほとんどは一見写真に直接関係しないもののようにみえます。それらがどのように写真に繋がっていくのかを、私自身が日々行っている手書きのビジュアルベースシンキング(視覚的思考法)も公開・展示することで、かつて私も感じた驚きと発見を追体験していただきたいと考えています。これにより、私独自の研究プロセスや思考の変遷をリアルに感じていただければと思います。

また、これまでの研究プロジェクトに加えて、卒業論文に収録された未発表の研究プロジェクトの一部を公開予定です(インスタントカメラがテーマの研究プロジェクトです)。おたのしみに!!

 

デジタルネイチャーの世界とは、計算機と物理世界の境界が消え、どこにでも計算機が存在する世界です。このようなポストユビキタスの環境で、写真と計算機が融合すると、どのような文化や芸術が生まれるのか。これは私にとって非常に興味深いテーマです。

特に私は「質量のある写真」に強い関心を持っています。フィルム写真やチェキ、古典技法のような物理的な写真は、デジタルとアナログが溶け合った世界においても存在し続けると思うのです。ぜひ、皆さまにもこの展示にご参加いただき、一緒に写真と計算機が融合した世界を体験し、考えていただければ幸いです。会場で生まれた対話が、次の研究プロジェクトの種になるかもしれません。

皆さまのご支援とご来場を心よりお待ちしています!

 


 

デジタルネイチャー研究室・博士後期課程1年のkamiこと村上貴人です。

2章ではファブリケーションエリアでKuchibashiを展示します。

Kuchibashi: 3D-Printed Tweezers Bioinspired by the New Caledonian Crow’s Beak

私は2021年に研究室に参加してからずっと動物の機能や仕草をどうモノのデザインに活かせるかを考えています。 

 

カラスってかわいいですよね?一番最初に注目したのがずっと気になっていたカラスのクチバシです。カラスはクチバシしかないのに様々なものを器用に掴んで、楽しそう。しかもこの美しい曲線美と、よくよく見ると造り込まれた細部の構造は目を見張るものがあります。それでいてクチバシを使うのは楽しそうです。

北海道のハシブトカラス

これはもう指に付けるしかないということで、なんやかんや調べると人間の指のように進化をしてきたクチバシを持ったカラスがニューカレドニアにいて、このカラスのクチバシなら使い心地が良いんじゃないかというところからスタートしました。

資料集めなどもしたかったですが、国内・オンラインには資料がなく、コロナ禍だったため渡航もできず論文から形状をスケッチして形を作りました。

最近、イギリスに行く機会があって、オクスフォード大学で本物のカレドニアガラスを見ることができました!展示では実物の計測をもとにさらにアップデートされたKuchibashiが見られるかも!?

実物、超貴重です。大公開しちゃいます。幸せですね〜。

さて、第2章ではファブリケーションの研究をはじめ、様々な種類の研究展示を体験できます。

コンピューターに自然を取り込んだり、それをアップデートしたり、それを現実世界に出力したり、またアップデートされたり、行き来することで世界をちょっと楽しくするかもしれません。そう言う世界がデジタルネイチャーの中で構築されていっています。ぜひ来場して体験して下さい。

皆さまのご支援とご来場を心よりお待ちしています!


引き続き、クラウドファンディングのご支援も含め、みなさまの応援をよろしくお願いいたします。
支援してくださった方は「#シンギュラってコンヴィヴィ展」をハッシュタグにつけて拡散していただけると助かります!
展示に関する今後の活動レポートもお楽しみに!

ギフト

5,000+システム利用料


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サンクスメール

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●展示会場にお名前掲載(希望制)

==
寄附金受領証明書はギフトお届け先に入力いただいた内容で発行・発送いたします。異なる情報を希望される場合はメッセージ機能にてご連絡ください。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

10,000+システム利用料


alt

トークイベントのオンライン配信+対談アーカイブ動画視聴権

落合陽一と安宅和人氏との対談イベントが開催されます。実会場ではなく、オンラインでのライブ配信にご参加が可能です。支援者様限定でイベント後1週間のアーカイブ視聴をご利用いただけます。
※トークイベントは6月2日13時から15時まで実施を予定しております。

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●展示会場にお名前掲載(希望制)

==
寄附金受領証明書はギフトお届け先に入力いただいた内容で発行・発送いたします。異なる情報を希望される場合はメッセージ機能にてご連絡ください。

申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

5,000+システム利用料


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サンクスメール

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●展示会場にお名前掲載(希望制)

==
寄附金受領証明書はギフトお届け先に入力いただいた内容で発行・発送いたします。異なる情報を希望される場合はメッセージ機能にてご連絡ください。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

10,000+システム利用料


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トークイベントのオンライン配信+対談アーカイブ動画視聴権

落合陽一と安宅和人氏との対談イベントが開催されます。実会場ではなく、オンラインでのライブ配信にご参加が可能です。支援者様限定でイベント後1週間のアーカイブ視聴をご利用いただけます。
※トークイベントは6月2日13時から15時まで実施を予定しております。

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●展示会場にお名前掲載(希望制)

==
寄附金受領証明書はギフトお届け先に入力いただいた内容で発行・発送いたします。異なる情報を希望される場合はメッセージ機能にてご連絡ください。

申込数
44
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月
1 ~ 1/ 13


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