【第5弾】竹取翁たち ―計算機自然以前の自然とは―

いつもデジタルネイチャー研究室の活動への温かいご声援を賜りまして、誠にありがとうございます。

私たちの研究室は、2025年に10周年という大きな節目を迎えました。これまでに、アートとサイエンス、身体と情報、リアルとバーチャルの境界を行き来する数々の「デジタルネイチャー」な研究（ときに人間も）が誕生し、多くの新しい歴史を紡いできました。

このたび、その歩みと成果を一望できる10周年記念展覧会の開催が決定しました。

本展覧会では、研究成果や社会実装の数々をご覧いただけるほか、「これからの人間とテクノロジーの関係性」がどう変わっていくのか、これまでからこれからのデジタルネイチャーをひとつづきに一望いただける内容を企画しています。

 

しかし、この展覧会の実現には、みなさまのご参加があってはじめて成立するものです。このクラウドファンディングはその参加の門戸であり、特等席にあたります。

クラウドファンディングを通じて、10年間の旅を共に振り返りながら、昨今の加速するAIの世界をさらに先取りするこのデジタルネイチャーの方角を睨みつけて、これからの新たな未来を一緒に描いていきませんか？

歩く人がふえれば、そこが道となるように、みなさま一人ひとりのご参加が、次の10年をかたちづくる力となります。

この活動やクラウドファンディングの情報を広めていただけると、とても嬉しく、心強く思います。

 

本日は、研究室のメンバーが計算機自然をより理解するために、竹を取りに行きました。ぜひご覧ください。
 

 

 

4月9日（水）、茨城県某所。

デジタルネイチャー研究室の学生は「人間やコンピュータ、元来の自然など世界中のあらゆるモノを計算機として扱い、質量をもつ物質的なものと質量を持たない実質的なもののような、計算可能なものと計算不能なものの間あいだをコンピュータで結ぶ研究」を行っている。

 

しかし、そもそも元来の自然とは何か。

 

そこで我々はそれを探求すべく竹林の奥地へ向かった…

 

そこには一面の竹があった。

 

竹とは「気候が温暖で湿潤な地域に分布し、イネ目イネ科タケ亜科に属する植物のうち、木本（木）のように茎（稈）が木質化する種の総称。(wikipedia, 竹)」である。

中でもここの竹は真竹で、20mを超えることもある大型の竹である。

 

竹は少しでも生えるとこのように地下茎で増殖をしていく生命力の高い植物である。

 

また竹林では、その環境からお茶の葉が生えてくることがあり、植生の共存関係を垣間見ることができる。

 

 

さらに竹は軽く丈夫であると言う特徴から様々な産業で活用されてきた歴史がある。

 

自ら環境を構築し、他の植物と共生し、人間生活とも縁の深い竹。と言うことで我々は竹を採取し、深く研究することにしたのであった。

 

 

我々の竹との新たな物語を乞うご期待。

 

パルパル「プルルル。。。
　　　　　　あ、先生。で、この竹どうします？？？」

 

to be continued…

 

竹取翁: 竹澤小径

語り•写真: 村上貴人

構成: 山口果那

監督: 鳥居万椰（パルパル）

 

 

引き続き、クラウドファンディングのご支援も含め、みなさまの応援をよろしくお願いいたします。
支援してくださった方は「#ｼﾝｷﾞｭﾗってｺﾝｳﾞｨｳﾞｨ展」をハッシュタグにつけて拡散していただけると助かります！
展示に関する今後の活動レポートもお楽しみに！