ohanaに込めた思い　きょうだいについて

私たちohanaでは、キャンプの他に患児のきょうだいを主役にした”きょうだいカフェ”も開催しています。

不思議に思われる方もいると思いますが、がん患者のきょうだいの問題は長く続いています。

想像してみてください。例えば子供が二人。一人が病気になり入院。さて残された一人はどうなるでしょうか？

家族は、まず病気の子どもに付きっ切りになります。当たり前です。でも、残された一人は、どう思うでしょうか？自分が病気になればよかったと思う子も少なくありません。一人残されさみしい思いをするのは、病気になった一人となんら変わりありません。それでも親は、病気ではない一人より病気の一人にどうしてもかかわりを多く持ってしまいます。当たり前です。命がかかっているのですから。それは残された一人も同じです。自分より病気になった一人を大切にしたい。でも、きょうだいもまだ幼子の場合が多いのです。もちろん大きくてもこの大きな予期せぬ環境の変化は、きょうだいにも大きな影響を与えてしまいます。

ohanaの一人じゃないよ。みんな一緒だよ。の意味はこのようなことからも子どもたちに伝えたい大切なメッセージです。