リレーメッセージ＃７『朝、目覚めたら行きたくなる学校』

　おはようございます。

　文部科学省情報教育振興室長時代に出会った富永先生から素敵なメッセージをいただきました。情報化が進む中、学校図書館を活用した教育も今後ますます重要となってくると思います。

　小学校に勤めて数十年。今は担任を離れておりますが、たくさんの教え子たちが大人となり、何かあるたびにメールをくれます。「就職しました！」、「先生になりました！」、「結婚します！」という報告から、「我が子が話を聞かない！」、「読み聞かせってどうやったらいいの？」、「PTA役員ってやらないといけないの？」などの悩み事まで、教え子たちからの質問は十人十色です。同窓会で集まると、私より年上？に見える子もいますが、何年経っても先生と教え子の関係は、変わることはありません。一人一人に返信するたびに、その子との思い出や親御さんとの会話を思い出し胸が熱くなります。

　先生という職業は、担任をしている時だけでなく、それから先に繋がる未来へも続く魅力いっぱいのお仕事です。『朝、目覚めたら行きたくなる学校』を作り、『放課後になったら帰りたくなる家庭（居心地の良い社会）』を作る人材を育成するとこが、先生のお仕事ではないかと思っています。多くの若い力が先生を目指して、未来へと魅力を繋いでくださることを切に願っております。新津先生のプロジェクトの成功を祈念致しております。

追記
　PISA調査で読解力低下がクローズアップされています。子供が本を読めるようになるまでには、時間がかかります。まずは、親子でゆっくりと時間を設けて行う「読み聞かせ」が大切だと思います。子供が自分で本が読めるようになったら、家庭だけでなく図書館も活用して親子で本を読みましょう。全ての学校には、学校図書館があります。ここには、たくさんの学びの宝が眠っていますよ。

（千葉県市川市立行徳小学校教頭　富永香羊子）