【意地。】

仕事がひと段落着くと、ふと後ろを振り返りたくなる。そんな時目に入ったのが、この写真だった。

全て意地で動いていた４年前。

未来を確信するゆとりなどなく、ただ、今を切り抜けなくちゃいけないと頭にも体にも鞭打ってた。

壊された建物の中を歩き回って、使えるものや売れるものを拾い出し、少しでも出費を減らそうと、考えることの８０％はそれだった。

こうした鉄の角パイプとか鉄筋はもちろん、錆びたトタンやレンガやブロック、作ったドアや窓枠など。

使っていたトイレの便器やバスタブも傷つけないように取り出した。汚いではないかと言わないでほしい。これだって立派な財産だったのだ。ルワンダの建築資材を売っている市場には、こうした使用済みのトイレ便器などは現役の資材として売られている。

あの時にエネルギーの多くを使い切ったと思ったりもするが、まだこれからも生きて行かなくちゃいけないので、エネルギーを充填するためにも、また挑戦が始まります。

まずは自分の体のエネルギーを補充するために、本日は臓物煮込み作ります。