大阪以外で病院訪問活動をスタートするには何が必要か？

プロジェクトのリターンとして準備しています病院訪問の報告書「扉よひらけ⑧」は、私たちだけで完成させるのではなく、ご支援をいただく皆様や、医療機関の協力が必要です。大阪府下の精神科病院を訪ねたり、面会活動で伺う場合もまず基礎に信頼関係があって、お互いに目指す大切なものを共有していることが必要です。
大阪以外の地域に病院訪問活動を拡げようとした時に、団体設立や運営、活動のノウハウを渡すだけでは拡充することができません。大阪精神医療人権センターが、どのようにして医療機関との関係を築き、継続しているかについて振り返り、暗黙知ではなく形式知として伝える必要がありました。
クラウドファンディングプロジェクトを通して、大阪府の精神科病院にお話しを伺い、訪問活動と権利擁護を全国に拡充するために必要な要素は何かを探っています。

病院訪問活動を各地域で実現するために

大切なのは話し合いを重ね、信頼関係をきずくこと訪問活動への思いや、受け入れてみての感想をお聞かせいただいてもいいですか？わたしたち大阪精神科病院協会（以下、病院協会）は、人権センターさんがかなり前からされていた「ぶらり訪問」のころから病院訪問を受け入れています。その中で、やはり不安もあったり警戒もしたり、いろんなことがあったと思います。
 

扉よひらけ⑧新刊発行のご案内を差し上げた精神科病院のうちお返事をいただけたところからご挨拶に伺っています。お伺いしたお話をまとめて、一部をwebサイトでご紹介しています。動画や写真の撮影にご協力していただけることもあります。病棟や設備を見学させていただけることも。

「扉よひらけ⑧」には、大阪精神医療人権センターと、大阪の精神科病院が、どのように関係を築いてきたのか、山本深雪副代表のインタビューを掲載しています。

11月28日のシンポジウムでは、団体の設立や、活動に際して障壁となるものといったテーマで実際の活動からご報告します。これから各地で精神医療人権センターをスタートさせたい皆様にご参加いただきたいオンラインイベントです。