プロジェクト実行者 佐伯より皆さまへ

皆さまの周知、ご支援のおかげでようやく目標金額の70%に迫る400万円を超えることが出来ました。

現在、残り期間が2週間をきり10日となりました。公開当初は北海道大学のプロジェクトとして開始された他のプロジェクトが次々と開始数日で目標金額の50%を達成していく中で、「自分のプロジェクトは本当にうまくいくのだろうか？」「募集する内容があまりにも専門的過ぎたのではないか？」など苦悩の日々が続きました。

しかし、日を重ねるごとに歯科医師や歯科技工士、患者さんそして思いもよらない方々から、励まし・応援の言葉を頂くことが増えました。そして残り10日でありますがようやく当プロジェクトも70%に迫ることが出来ました。

プロジェクトページに記載致しましたが、私は口唇口蓋裂という先天奇形により色々な経験をしました。その中でも入れ歯を使用するようになってから、話す内容が相手に伝わるようになったことはとても感動しました。たかが入れ歯ですが、その入れ歯が人の人生を左右するのだと身をもって知りました。

このような経験から、ガンを切除した患者さんも入れ歯を使用するだけで手術後の生活が変わるのではと思いました。しかし、ガンを切除した患者さんの多くは口を開けにくくなります。そして入れ歯を使用できなくなります。そこで私は何としても患者さんが負担なく入れ歯を装着し、会話や食事を手術前のように楽しめるお手伝いができたらと考えて現在クラウドファンディングを行っております。

折りたたみ式入れ歯が開発そして使用できれば、少しでも多くの顎義歯を使用する患者さんのQOL向上に寄与できると思います。

この挑戦は、All or Nothingという、「1円でも満たなければ失敗」となるシビアな挑戦です。皆さまのご期待に添えるよう、最後まで全力を尽くしますので、皆様の温かいご支援を、どうぞ宜しくお願い致します。