アートおしぼり参加アーティストからのメッセージ　その7

おしぼりリンケージのに賛同いただき、
アートおしぼり(刺繍おしぼり)のデザインを提供いただきましたました
25名のアーティストの皆さんからメッセージをいただきました。

今回は、アルゼンチンより参加のMar + R3nderのお二人からのコメントです。

Mar + R3nder
タイトル：川の振り付け (River Choreographies)

We requested the Oshibori linkage because this year we were in Japan on an artist residency walking in the Tajima area. After quarantine, in nature and in the walker time, we try to reconnect with the importance of art practice as a possible place to build another humanity. We believe that through our work River Choreographies, we make present the importance of our rivers and the dependence of all living beings on water. We believe that the movement and flow of rivers will connect our territories through the oshibori.

日本語訳

「おしぼりリンケージ」プロジェクトに応募したのは、今年、但馬地域の丘陵 をウォーキングするというアーティスト・イン・レジデンスに滞在していたからです。コロナ禍が明けたことで、今まさに自然の中、そしてウォーキングの中で、新たな人間性を構築する可能性を持つ芸術的実践の重要性を再認識しようとしています。「川の振り付け(River Choreographies)」と題した作品を通じ、川の大切さ、そして生きとし生けるものすべてが水に依存している事実を示すことができると思います。川の動きと流れが、この「おしぼり」を通して、私たちのいる場所をつなげてくれることでしょう。

マル（マリーナ・サルミエント）
1979年、アルゼンチン、コルドバ。監督。振付家、ダンサー。パフォーマー。国立コルドバ大学（UNC）社会福祉学科卒業、教師、芸術プロデューサー。彼女の創作活動は、異文化との接触や経験に深く影響され、ビジュアル、ダンス、演劇、サウンド、パフォーマンスを横断している。


R3nder（ホセ・ヒメネス）
アルゼンチン／ビジュアル・アーティスト。独学で新技術を研究するアルゼンチン、パタゴニア地方ネウケン市生まれのホセ・ヒメネスは、従来の芸術回路にとらわれないビジュアル・アートにおける新技術の推進者であり、ビジュアリストの新潮流における必須のリファレンスである。

引用：東京ビエンナーレ2023「おしぼりリンケージ」特設ページ