
支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 163人
- 募集終了日
- 2022年3月21日
音楽と地域が繋がるってどういうこと?〜日常の文化・教育へ〜
前回まで、おとのわの立ち上げからこれまでの実践事例についてご紹介させていただきました。
さて今日は、そもそも音楽と地域が繋がることで何を実現したいのか、何を目指してこの活動をしているのか、と言うところをお話させていただきます。
音楽で地域にできることはなんだろう
おとのわが活動を始めた動機は「音楽家の活躍の場を増やしたい!」という思いからでした。毎年大勢の音楽家が社会に輩出され続ける中で、供給と需要は全く噛み合っていないものの、その音楽に実際に触れる機会さえあれば多くの方が喜んでくださるという現実の中で、身近な日常の中で彼らの音楽に触れる機会を生み出すことができたらどんなに素敵だろう…!というところからおとのわの活動はスタートしています。
おとのわではその活動の中で、コンサートを実際に開催し演奏の機会を生み出してきましたが、音楽が地域と繋がったことで一体どんないいことがあったのか、音楽は地域に対して一体何ができたのか、改めて振り返っていきたいと思います。
ユーフォニアム&ピアノ コンサート

こちらのイベントは福祉施設に併設されたカフェでのコンサートです。定員20名で2回公演、2回とも満席のお客様に迎えていただきました。
ユーフォニアム奏者の渡辺さん、ピアニストの岡南さんの企画によるこのコンサートでは、ポップスから有名なクラシック曲まで幅広いジャンルのプラグラム構成でありながら、どなたにも聴き馴染みのある曲ばかりを揃えた非常に温かい雰囲気のコンサートになりました。
お客様の多くは福祉施設の利用者さんやそのご家族で、生の音楽に触れる機会ができたことにとても喜んでいただけたようでした。また、カフェでのコンサートですので、入り口でドリンクやパンをご購入いただいて演奏とともに楽しんでくださったお客様もいらっしゃいました。
音楽に触れていただく機会を増やしたいという目標が叶えられたことはもちろんですが、それだけでなく、福祉施設の皆さまやカフェの皆さまにも喜んでいただくことができたことは大きな発見で、演奏者とお客様の距離の近さだけでなく、音楽と何かを掛け合わせることによって生まれる相乗効果もまた“おとのわらしさ“としてもっていきたいと感じました。
「参加者の声」石井さん

#ゼロゲン 合唱

こちらのイベントはつくばのコワーキングスペースTsukuba Place Lab.で開催した“合唱の授業“です。筑波大学のすぐそばという立地条件もあり、学生も数多く訪れるこの場所で、大学の講義が始まる前の時間帯(0限)に思い思いのワークショップが開催されていました。例えば、朝からこたつに入ってコーヒーを飲みながら宇宙線を観測したり、世界遺産について学んだり、なかなか内容の濃い活動が早朝7時頃から展開されていました。
その中で僕は合唱をやらせてもらったわけですが、音楽の授業は、ご存知の通り、中学校までは必修なので全生徒が週に1時間は音楽に触れる機会が確保されていますが、高校からは選択科目となるため、ここで音楽に触れるのが中学校3年生以来という方もたくさんいらっしゃいました。
中学校時代にはあって当たり前だったはずの音楽の時間がいつの間にか遠い存在になり、いつの間にかなくて当然の時間になってしまっている。しかし、いざ歌ってみるとやっぱり楽しいもので、「音楽ってこんなに楽しかったのか!」そんな声を耳にして音楽ってやっぱりいいものだなと再確認する機会にもなりました。
機会さえあればもっと音楽に触れたい方はきっとたくさんいらっしゃるでしょうし、意図せず遭遇することで音楽の楽しさに目覚めてくださる方だってきっとたくさんいると思うのです。
学校教育の中の音楽の授業では、音楽をとおして日々を明るく豊かに過ごすことや、生涯にわたって音楽を愛好する心情を育むことが目標とされています。
元音楽教諭としてはそんな音楽大好きな生徒たちを育てたその先に、すぐそばに音楽に触れることができる文化を育てたいと思うのです。
「参加者の声」青木優美さん

文化庁「子供のための文化芸術体験機会の創出事業」

こちらは小学校との協働で実現した音楽ワークショップです。
文化庁の「子供のための文化芸術体験機会の創出事業」という取り組みの中で、石岡北小学校の先生方と演奏家が手を取り合って作り上げました。全3回のワークショップをとおして、演奏家と全校児童が一緒になって1つの演奏会を作り上げ、最後は保護者の皆さん、地域の皆さんに向けて発表会を開催しました。
本物の音に触れる機会、そして、音楽家と直に触れ合い一緒に1つのコンサートを作り上げる経験は、子供達にとっても私たち音楽家にとってもかけがえのない時間になりました。
また、今後の展開として非常に期待しているものがあります。
先日、県内の音楽の先生方で組織される「茨城ミュージック・エデュケーション・メッセ」にお招きいただき、おとのわの取り組みをプレゼンさせていただく機会をいただきました。そこでの提案が非常に魅力的だったのでご紹介させてください。
今回の「茨城ミュージック・エデュケーション・メッセ」の大きなトピックとして【演奏家×音楽の授業】がありました。
演奏家が音楽の授業に関わり、教員と演奏家で協働して授業を作り上げることで、生の演奏に触れながら表現・鑑賞・創作の各領域の授業を行いたいという物です。
実際、今年の県南地区の実践発表ではジャズバンドを招いて実際に演奏していただきながら子供たちが創作の活動を行う授業が発表されています。
こうした取り組みは、授業の充実につながるのはもちろん、演奏家の活躍の場を拡大することにもつながります。
来年度あたりからもう動きがありそうなので、おとのわでは演奏家と音楽の授業の橋渡しをスムーズに行うことができるような準備を着実に進めていきます。
今回も開催事例の一部をご紹介させていただきましたが、こういった取り組みに共通するものとして、音楽と音楽以外の何かが出会うことによって、より広がりを持った活動が展開でき、より多くの方に音楽を体感していただける機会を生み出すことにつながり、また、音楽が掛け合わされた場にも彩りと賑わいが創出されます。
音楽と地域が繋がることによって、演奏者には活躍の場が創出され、地域には彩りとにぎわいが生まれます。
そんな取り組みの先で、音楽がいつでもすぐそばにある文化や教育へと育っていくことを願っています。
コロナ禍で水面下で準備してきたこと
コロナ禍で開催が難しくなり、さあ今できることはなんだろうと考えた時に、こういった取り組みをさらに促進するための仕組みづくりに取り組むことにしました。
前述のようにおとのわのコンサートやワークショップは演奏家と場が繋がることによって生み出されます。この橋渡しを滑らかにすべく2つの仕組みを準備しています。
まず1つは、音楽と地域をつなぐプラットフォームとしてマッチングサイトを作成しました。ご登録いただくと、演奏家情報・会場情報・イベント開催情報をおとのわのWEBサイトに自由に掲載でき、同時におとのわのSNSにも自動的にシェアされる仕組みが完成しています。ご利用には一切費用はいただきません。

こちらの仕組みを是非多くの方にご活用いただき、演奏家と地域のマッチングが促進されることを目指していきたいと考えています。

また、オンラインでのマッチング促進とともに、オフラインでの交流の場を生み出すべく空き家となってしまった父の実家である八郷の日本家屋をコミュニティスペース・コワーキングスペースとしてオープンしました。
こちらでも「おとのわ作戦会議」と題したイベントを3回ほど開催し、多くの皆さまとつながりをもつことができました。今年度は不定期で開いていますが、4月以降は常時オープンできるよう準備を進めています。
このようにオンライン・オフライン・ソフト・ハードの各方面でインフラを整えてきた中で、やはり音を出せる場を持ちたい!ということで、コミュニティスペースとして開き始めた八郷の家屋の隣接地にスタジオの建設を決め、4月末には着工というところまで来ています。
スタジオの建設は自己負担で行いますが、オープンに必要な各種備品関係の購入に向けて、今回のクラウドファンディングを実施しています。
サクセスすればスタジオの運営に必要に設備が揃った状態でオープンを迎えることができます。是非、ご支援・応援よろしくお願いいたします。
さて、昨日スタジオの配置や間取りがほぼ決定しましたので、次回はスタジオの内側を見ていただくとともに、おとのわが八郷で計画している「音楽×◯◯」の内容についてご案内いたします。
【次回予告】
・スタジオの内側お見せします!
・「おとのわ×◯◯」すぐそばにある文化・教育としての音楽を目指して
・リターン大量増加!!!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ぜひご支援・応援よろしくお願いいたします!
リターン
1,000円

【ラストスパート応援】おとのわスタジオ3時間利用
・おとのわをお試しで利用できる権利
利用期限:OPENから1年間
利用回数:ドロップイン1回(3時間)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
3,000円

【応援】おとのわ応援団の一員に
・おとのわステッカー1枚
・支援者限定のFacebookコミュニティーへのご招待
OPENまでの様子を伝える立ち上げまでの様子を伝える、 OPEN後の情報はウェブサイトで更新します
・おとのわをお試しで利用できる権利
利用期限:OPENから1年間
利用回数:ドロップイン1回
- 申込数
- 44
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
1,000円

【ラストスパート応援】おとのわスタジオ3時間利用
・おとのわをお試しで利用できる権利
利用期限:OPENから1年間
利用回数:ドロップイン1回(3時間)
- 申込数
- 12
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月
3,000円

【応援】おとのわ応援団の一員に
・おとのわステッカー1枚
・支援者限定のFacebookコミュニティーへのご招待
OPENまでの様子を伝える立ち上げまでの様子を伝える、 OPEN後の情報はウェブサイトで更新します
・おとのわをお試しで利用できる権利
利用期限:OPENから1年間
利用回数:ドロップイン1回
- 申込数
- 44
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- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2022年12月

茨城おとのわプロジェクトはスポンサーを募集しています!
- 総計
- 1人

アフガニスタン冬の食糧支援!飢餓が心配される子どもたちに給食を!
- 現在
- 371,500円
- 寄付者
- 13人
- 残り
- 41日

アレッシ・バウスフィールド・リンドバーグ×東京佼成WO夢の響宴へ!
- 現在
- 4,225,000円
- 支援者
- 108人
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- 5,870,000円
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- 25,000円
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- 217,393,000円
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ワンラブ助っ人募集中!|ルワンダでずっと義足を作り続けるために!
- 総計
- 88人











