特集上映初日！

こんばんは。

今日は、神保町シアターで「生誕110年・没後50年　映画監督　小津安二郎」特集上映が始まりました。

この特集上映は、現存する小津安二郎監督の全作品を上映します。

クラシック作品でも初日というのは、担当としてはドキドキするものです。朝、緊張しながら、神保町シアターに行くと、たくさんのお客様が！嬉しい初日となりました。

ご来場くださったみなさん、ありがとうございます！

　今日は初回の「一人息子」の上映後、小津組プロデューサーの山内静夫さんのトークもありました。小津安二郎監督の映画は、山内さんでも若いときに観て感じたことと、歳を重ねてから観て感じたことが違っていたそうです。それだけ、小津映画は深く、それらを注意深く重ねて観ていくことで、小津安二郎監督という人がどういう人だったのか、が現れてくるのではないか、というお話をしていただきました。

　確かに、「東京物語」を20代のときに観て感じたことと30代、40代で観て感じることは違ってきました。様々な経験を経て、やっと見えてくるものが小津監督の映画にはあるということでしょうか。

それを感じるためにも、是非、若いときに観ていただきたいと思うのです。

明日は、「父ありき」、「浮草」、「長屋紳士録」、「淑女は何を忘れたか」の上映があります。「長屋紳士録」は、下町の笑いあり、でもちょっとホロリとする映画です。

大人も子どもも楽しめる映画だと思います。スクリーンでぜひ、ご覧ください。

神保町シアターのロビーには、「わたしが好きな小津作品」アンケートがあります。ベスト５をアンコール上映する予定です。こちらもご応募くださいね！