ありがとう！

クラウドファンディングはおかげさまで順調に進んでいます。私たちの力は限られていますが、みなさんが、人から人へ、団体から団体へ、組織から組織へと口伝いに、メーリングリストに、SNS上にとどんどん枝葉が伸びるように広げて下さって、本当にありがたいです。それだけに期待の大きさもひしと感じています。そんな中、うれしい話がたくさん生まれていますが、今日はその一つを聞いてください。

私はこれまで、障害のある人を主人公にドキュメンタリ―映画をつくってきました。精神の発達に遅れや偏りのある人たちで、彼ら彼女らとは撮影が終わってからもメールや手紙、電話、そして一緒に食事に行ったり、お茶会などでお付き合いをしています。今回クラウドファンディングに挑戦することで、その中の何人かから応援のメッセージをいただきました。

でも、彼らに経済的な負担をさせてはいけないと思い募金のことには触れないできました。ところが、昨日は銀行に、そして今日は書留でお金が送られてきました。金額はクラウドファンディグの申し込みにはいかない額です。でも私はものすごくうれしかったです。作業所でわずかな「工賃」を得るために一生懸命に働いて、そしてためたお金です。「足りなかったらまた送りますので言ってください」とのコメントも添えられていて思わず微笑んでしまいました。みなさまには、映画製作資金に多額のお金をご支援していただいています。こんなありがたいことはありませんが、時には悩まされたり、面倒な思いにさせられたり、お付き合いは一筋縄では行きませんが、私の大切な友人たちの優しい気持ちに触れ、とっても幸せな思いになっています。