術後の報告

術後の説明について。

フィリップの病気は急性だったため、弁の壊れ方が激しく、弁が切れてそっくり返っていたようです。
ただ、そのそっくり返って切れてしまった弁が、奇跡的に少し重なっていたようで、そのため、血液の逆流の量に変化がなく今まで薬で症状を抑えられていたようです。

600件以上手術を行った先生でも、なかなかないとても幸運なパターンだったと言われました。

しかし、今まで安定しているように見えましたが、軽度だとそもそも肺水腫にはならないので、決して軽度なわけではなく、重篤だけど、フィリップがその状態に適応して踏ん張っている状態だったと説明がありました。

ギリギリの状態でずっと長い間耐えてくれていたフィリップは、ただただ頑張っていてくれたのです。

一度切れた弁が重なっているだけなので、それがはずれてしまうと一気に症状が悪化し死に至る恐れがあったとのこと。

手術がもう少し先になっていれば、いずれ弁がまた壊れて命を落とす危険があったのだと聞き、血の気が引きました。

実際に、僧帽弁は前回の時より悪化していて弱っており、僧帽弁以外の弁も弱くなっていました。

僧帽弁以外の弁からも血液の逆流があればまた肺水腫を起こしていたかもしれません。

先生は、フィリップがまだ9歳なので、その可能性を見越して、僧帽弁だけでなく、これから悪化しそうな弁を全て補強して形成してくださったそうです。

僧帽弁はしっかり閉じられているとの事手術は成功です。　

後は、このまま合併症や感染症などを引き起こさずに状態が安定していれば退院が決まります。
もう少し、フィリップの回復を祈ろうと思います。

Instagramにて、術後のフィリップの様子を動画で経過報告していますので、少しずつ元気になっていくフィリップを見てもらえたらと思います。

皆様のおかげでフィリップは手術を受けることができました。
本当に本当にありがとうございました🙇‍♀️