人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!
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支援総額

8,341,300

目標金額 3,000,000円

支援者
780人
募集終了日
2024年1月31日

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2024年05月21日 08:58

”フェアバンクスでの生活”  パハカス、レラをしばらく頼んだよ!

大きな任を背負いつつ、苦労してフェアバンクスにたどり着いたレラ。

 

ニルスさんのところには先住犬として5頭のベアドッグや、その他ペットのハスキー犬やジャーマンシェパードMix、そして50頭以上のそり犬がおり、その空間やベアドッグたちと少しでもよい関係性を作るのは簡単なことではありません。

 

ベアドッグたちとはみんなでお散歩に行ったり、ドッグランで戯れたりしながら関係性を築いてきました。

 

たくさんの犬で移動するときは、このような犬ぞり移送用のトラックで移動します。

[動画]複数頭の犬の移送用トラック

 

フェアバンクス市内にある市営の大型ドッグランも利用します。

利用のマナーはありますが、すべて無料。羨ましい。。。

 

 

お互いがアウェイな環境の広大なドッグランで、走り回り、戯れながら距離を縮めていきます。

 

[動画]ドッグランで戯れるニルス家の犬たちとレラ

 

レラと同じメス犬のベアドッグ「Sky」と「Mardy」とは、今でも隔たりがありますが少しずつ心の距離を縮めていっています。

 

フェアバンクスからほど近い(片道2時間くらい…)デナリ国立公園にも、前回ご紹介した元アラスカ州魚類野生生物局のクマ専門官のDick Shidelerさんも一緒に皆で訪れました。

 

現在、少しずつデナリ国立公園でもベアドッグの理解が得られるように、ニルスさんがレンジャーの方々と関係性を深めようとされておられますが、今回はよりデナリ国立公園とベアドッグの親睦を深める目的を持ち訪問しました。

 

公園を案内してくれたのは Patricia Owen さん。

 

Patriciaさんは長くDenali 国立公園の野生動物専門官を努められておられるデナリを代表するレンジャー。

犬も大好きな方で、レラとも触れ合ってくださいました。

 

公園本部に訪れたときに驚いたことは、公園職員のみなさんが普通にデスクワークをしている部屋で、「おぅ、犬たちを放して、自由に事務所を探検させていいよ」と言われたこと。

 

 

さすが北米の国立公園で唯一 犬ぞりレスキューチーム をもつ国立公園。

 

 

また米国はドッグフレンドリーな国。

レラをいろんなお店に連れていき、店内での歩行や滞在の練習もさせていただきました。

 

これは地ビールのお店にいった時。ドッグ&キッズフレンドリーを目指しており、普通に犬の水飲み皿が置いてったり、床に子どもたちの落書きがありました。

 

これはペットショップ。

いつもにも増して目がうきうきで楽しそうなレラ。

 

しばらく広い店内を歩いていると、何やらよい匂いが。。。

何と犬のおやつの量り売り。。。それは、うきうきになるわけだ。

とてもよい練習になりました(苦笑)。

 

少しでもレラのモチベーションを上げる(気分転換の)ために、レラのお父さんのリオと一緒にクマの匂い探査の訓練もしました。

 

リオはレラが生まれる前にフェアバンクスに帰ったので、今回は初めてレラが父と会っています。

 

共通の匂いがあるのか、とても相性が良く、一緒にいるときはいつも落ち着いています。

 

イメージ通り、クマの匂い(リアルなぬいぐるみからはクマの匂いがしている)が探すのが大好きなので、とても楽しそうで、よい気分転換にもなったと思います。

 

このようにフェアバンクスに到着後の9日間。

 

レラが少しでも安心して繁殖に臨めるように、ニルスさんやパハカスと極力行動を共にしながら、彼らとのよい関係性を築くこと、(そり犬以外の)レラの近くで飼育されている他の犬たちとも少しでも友好関係を築くこと、レラの気分転換のためにもベアパーツ訓練などをしてきました。

 

ニルスさんは、レラのパピーテストの試験官(2018年6月~7月に3週間来日)でしたので、レラもすぐに慣れました。パハカスともかなり馴染んできました。

 

新たな生活空間にも順応してきました。

 

このまま私もずっとレラのそばに居てあげたいのですが、実はレラはニルスさんとパハカスに任せ、19日夜中にフェアバンクスを経ち、昨夜軽井沢に一時帰還しました。

一時帰国前にレラとフェアバンクスが一望できる岩場に行きました。

 

軽井沢ではすでにクマの捕獲や通報などの対応が入り、忙しくなり始めました。6月1日からは30頭の発信器個体の夜間行動監視やベアドッグによる追い払いも始まります。

 

ピッキオには私を含めてハンドラーが3名、ベアドッグが4頭おりますが、現状では軽井沢の夏のクマ対策の繁忙期を私以外のハンドラーとベアドッグたけで行うことは厳しく、また私のもう1頭のベアドッグ(タマ)も他のスタッフが現場でハンドリングすることはできないので、その力を十二分に発揮させることもできません。

 

よって、私は一時帰還し、タマと共に現場でのクマの出没対応にあたります。

 

またニルスさんご家庭のご都合で、620日から彼らはノルウェーに約3週間行かなくてはなりません。恐らく遅くともこの頃(615日前後)にはレラもパハカスとの繁殖を終えていると思いますが、安定期(交配後3.5週)が来るまで飛行機で帰国させるのを待つ予定です。

 

その時にどうしてもニルスさんも私もレラの元に居てあげられない期間が出てきます。

 

そこで、次回はレラがとても懐いている私の娘(高3生)と共に613日に渡航し、ニルスさんと私と1週間、レラのもとで暮らしたあと、ニルスさんのところでそり犬たち(約50頭)を住み込みで管理している20代の女性スタッフと共に滞在して、レラの繁殖後のケアや、そり犬等、犬の飼育管理の職業訓練や語学研修も兼ねて、レラと帰国日を待つことになると思います。

 

私は613日以降、1週間ほど娘のファローをしたのち、再び帰国してタマと現場業務を行い、レラの帰国日が決定(繁殖日次第)したら、レラと娘を迎えに再びフェアバンクスに戻り、最後は全員一緒に帰国してくる予定です。

 

まだまだ子犬を授かるまでには道のりは長く、多くの山場もあるかと思うのですが、レラにも、軽井沢のクマ対策の現場にも最善の状況を作れるようにがんばりたいと思いますので、引き続き、温かく活動を見守っていただけますと幸いです。

 

帰国中もニルスさんからレラの情報は逐次入りますので、定期的に報告してまいります。

 

ニルスさんから、早速、今朝、最新の写真が届きました。

「パハカス、また戻るからしばらくレラをよろしくな。」

 

田中

リターン

3,000+システム利用料


alt

3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


alt

The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

・感謝のメール
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・オリジナルステッカーのデザインデータ

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125
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制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

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2024年10月
1 ~ 1/ 16


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