メンバー紹介：宇治雅記

初めまして、宇治雅記（うじ まさのり）です。

九州大学大学院 工学府応用化学専攻の博士後期課程１年です。

低いエネルギーの光を、高いエネルギーの光に変換する「フォトン・アップコンバージョン」という研究をしています。特に最近では、太陽光や室内光に豊富に含まれる可視光を、産業的価値の高い高エネルギー源である紫外光に変換する材料の開発に興味を持ち、日々研究に没頭しています。学部４年生の時に研究を始めてから、分子が「光る」現象に魅了され、今ではすっかり光化学の虜になっています。

大学院に進学した今、化学に興味を持ったきっかけを改めて思い出してみると、高校生の時に理数科に進学したことが大きかったように思います。理数科では、大学の先生方が定期的に講義して下さるカリキュラムがあり、研究の最前線のお話を聞く機会を何度も頂きました。それだけでなく、SPring-8（兵庫県にある大型放射光施設）も見学や、大学での研究実習で高価な電子顕微鏡を触らせてもらえたこともあり、今思うと本当に恵まれた学びの環境でした。今、自分が「化学」という没頭できるものを見つけることができたのは、このような学ぶ機会をたくさん与えてもらえたからであり、いつか何かの形で恩返しできればと思っていました。

今回のピカリかがくの活動を通して、一人でも多くの中高生に化学に触れる機会を届けられるよう頑張ります！どうぞよろしくお願いします！

宇治雅記