「てがき絵本 まる」が、点訳されました！！！

「てがき絵本 まる」が、点訳されました！！！
 

点訳とは、視覚に障害のある方のために、活字で書かれている書籍や雑誌、広報誌、新聞などの内容を“点字”にすることです。

今回、点訳ボランティアの方が、「まる」を点訳してくださいました。

点訳絵本「てがき絵本 まる」は、千葉点字図書館に所蔵され、貸し出されています。

絵本の「点訳」って、どんなものなのでしょうか？
点訳ボランティアの方にうかがってみました。

たとえば、上のページの香箱座りをしている「まる」。

『こちらを向いてすわっているピンクの水玉模様のネコのまる』
と点訳されているそうです。
 

『通常の点訳絵本は絵の形取りをして、物体の名前をそのシートに打ち込むものが多いのですが透明なシートとはいえ今村さんの素敵な絵を汚すような気がして、それはしませんでした。絵を想像してもらう手がかりとして、過不足無く かつ主観を入れない説明文を添えています』

と説明してくださいました。

視覚に障害を持つ方に書物の豊かな情報を届ける、とても大切なお仕事だと感じました。

点訳された「まる」は現在のところ、千葉点字図書館に1冊しかありませんが、点訳データは視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」にアップロードされ、全国の会員が利用できるそうです。
たくさんの支援者の手で、「まる」がさまざまな方に読んでいただけること、本当にうれしく思います。

点訳にご尽力いただいた皆さま、ありがとうございました。