支援総額
目標金額 2,000,000円
- 支援者
- 183人
- 募集終了日
- 2025年8月29日
特級ファイナルゲネプロ見学レポート
8月22日の特級ファイナルからはや1週間。
特級クラウドファンディングも残すところあと数時間となりました。
特級ファイナルの華やかなステージの裏側を、少し振り返ってみたいと思います。
ファイナル開演の前には、今年のクラウドファンディングリターンのひとつである「南杏佳と聴く!特級ファイナルゲネプロ見学」が行われました。

特級ファイナル当日。
調律の終わったサントリーホールのステージでは、ピアニストたちがそれぞれ本番のピアノを触れる貴重な時間が少しずつ割り当てられます。
その後、12時半から15時までにかけて、4名のファイナリストたちが指揮者の大井剛史先生と東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団とともに通しリハーサルを行い、最後の調整をする場が通称「ゲネプロ」(ドイツ語:Generalprobe)です。
そこで、ピアニストと指揮者、オーケストラの間にどんな対話があったのか?ゲネプロは本番にどう生かされたのか?通常の観客は知る由もありません。
そこで、クラファンご支援者様限定で、ゲネプロ見学の機会を特別に限定数でご案内させていただきました。

南杏佳さんプレトーク:昨年を振り返って&ゲネプロの見どころ
昨年は2003年特級グランプリの関本昌平先生と2012年特級グランプリの菅原望先生をお迎えし、今年は最もフレッシュな記憶の持ち主・2024特級グランプリの南杏佳さんをお迎えして、プレトークをしていただきました。
南杏佳さんはまず、「私の去年のこの日のことを思い返すと、セミファイナルまでの疲れがどっと出て、さらにサントリーホールの大舞台での緊張感で本当に一睡もできず、いつでも呼ばれたら出られるように本番の衣装を着たまま楽屋で仮眠を取るような状態でした。今、舞台裏で準備しているファイナリストたちが、どんなに体力と精神力の限界でたたかっているかと、こちらまでドキドキしてしまいます。」と、一年前に想いを馳せました。

ゲネプロ前のピアノ練習の時間は、本番のピアノに触れる本当に貴重な時間。「とにかくピアノと友達になる」こと、「本番の会場でのピアノの響き方を知る」ことに専念したそうです。
南さんによると、「ゲネプロを見ると、その演奏者が何を重視しているのかが分かる」のだそう。「私はまず、サントリーホールで弾くのが初めてだったので、360度に開いている舞台の上で、ピアノやオケの音がどこの壁にどう当たってどのように聞こえてくるのか、という音の響きを確かめました」と南さん。
「それから重視したのが、テンポ感の共有。特に去年のファイナルで弾いたチャイコフスキーの1番は、短いオケの波の後にピアノが始まるので、どれだけ早くその波に乗れるか、が大事でした。今日も高見さんが同じ曲を弾くので、注目していただけるといいかもしれません。」と南さん。
「でも、本番は自分は緊張で心拍数が上がっているし、オケも個人の集まりなのでゲネプロと本番で違ってくるところもあります。そんな時に自分がパニックにならないように、本番前の数日は、家で各国の様々なオケのチャイコフスキーのコンチェルトをYouTubeで流しながら共演の練習をして、対策を練ったりしていました。世界有数のオケとたくさん共演しましたよ!」と、本番前の秘策を教えてくださいました。

特級ファイナルは、ファイナリスト4人で一緒に作り上げる演奏会
参加者から、本番の舞台袖での雰囲気や心持ちを尋ねられると、「もちろん緊張や不安でいっぱいでしたが、こんな大観客のサントリホールでコンチェルトが弾けるなんて二度とないかもしれないと思い、一生の思い出を作ろう!と楽しむことにしました。」と南さん。「それに、ピティナのコンペの特徴だと思いますが、ファイナリストの他の3人とは、ライバルというよりも、この長い期間一緒にたたかってきた仲間、という意識が強くて、”コンクールで演奏する”というよりも、”4人で一緒に作る演奏会”だと思って、思いっきり楽しもうねという話を舞台裏でもしていました。リハでもお互いの演奏を聴いて、”あの音いいねー”とか、一緒に調律師さんのところに話しに行ったりしました。その後の褒賞コンサートでも会う度に、本番以外ずっとしゃべってるくらい、とても仲がよくて、7月を最後に4人でのコンサートがなくなってしまうのが本当にさびしいくらい、この仲間は特級を通してできた一生の宝です。」と語りました。

「憧れ」の循環を生む、もう一つのゲネプロ見学
ゲネプロには、クラウドファンディングのご支援者様のほかに、D級からPre特級までの全国大会参加者も見学に来ていました。

実は南杏佳さんは、ご自身が2013年F級で全国大会に行った時に、ゲネプロ見学会へ参加していました。そこで特級でグランプリの浦山瑠衣さんの演奏を聴き強い憧れを抱いたことがきっかけで、浦山さんと同じボストン音楽院に留学、特級に挑戦へとつながったのです。
そして去年。そんな南さんが特級ファイナルの舞台へと初挑戦する姿をゲネプロ見学で見つめていたのが、今年のグランプリ稲沢朋華さんです。稲沢さんは昨年Pre特級で銀賞を受賞し、ファイナルのゲネプロ見学にも参加されていました。10年ほど前に地元のコンクールの入賞者記念コンサートの舞台で南さんと共演した時から、「あんな風に弾きたい」と憧れていた稲沢さん。昨年特級でグランプリを受賞する南さんの姿を会場で目の当たりにし、特級への挑戦を決めたそうです。
受賞後すぐに行われたグランプリ記者会見に同席してくださった憧れの南杏佳さんと並び、本当に嬉しそうな姿が印象的でした。

ゲネプロ見学は、ファイナリストたちにとって本番前の大事な時間であると同時に、その裏で、そんな「憧れ」が循環する場ともなっていたのです。
今年の見学者の中からも、未来のグランプリが生まれるかもしれません。
特級はこうして、次の世代へと「憧れ」と「夢」をつなぎます。
「特級の音色を全国へ」
残りわずかな時間となりましたが、一人でも多くの子どもたちの心に希望の灯をともせますように、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
ゲネプロ見学参加者からの声
・前回もゲネプロに参加させていただきましたが、当時のゲネプロ・本番時の心境を1年越しにご本人様からお話しいただけたのは、当時を振り返ることもでき、とても貴重なお時間となりました。
・本番直前の緊張感あふれるゲネプロを見学させていただき、ファイナルの演奏に、より入り込むように聴くことができたと思います。
・普段はドキュメンタリードラマ等でしか見られない本番前のオケとピアノ奏者とのコミニュケーションのリアルを見学させていただき、とても良い時間を経験でき勉強になりました。
・本番前にどのようなことを確認なさっているのかがよく分かりました。南さんから、客席に人が居ない時と居る時の反響の違いや、本番での意識の仕方のお話もあり、興味深かったです。
・ゲネプロ見学は1階中央で、本番は2階の審査員席の真後ろで聴かせて頂いたことで、ホールの音の伝わり方の違いが分かりました。また、ゲネプロでは手探りな弾き方をしていても、本番ではファイナリスト皆さんのソリストとしての強さを感じました。南杏佳さんの本番に向けた大変さをお聞きしていたことで、ファイナリストの緊張感がより伝わって来て、温かい気持ちで演奏をお聴きしました。
・今までなんとなく聴いていた、ピアニスト、指揮者、オケの皆さんの間の取り方とか、掛け合いなどを意識して感じることができ、より音楽に自分自身も入り込むことができたように思います。
・ゲネプロ時の指揮者の方とのコミニュケーションを経たことで、本番では違った演奏を感じ取れた点がよかったです。本番に向けて作り上げていく過程の一部を体験できたのは良い機会でした。

*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
・支援募集期間:2025年7月3日(木)12時〜
・第一目標金額:200万円、第二目標:400万円
・実施形式:All or Nothing(
・URL:https://readyfor.jp/
▼リターン一覧はこちらもご確認ください
2025ピティナ特級クラウドファンディング・リターン一覧
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リターン
5,000円+システム利用料

C:ぴてぃにゃん付箋
●4種類のぴてぃにゃんデザインのオリジナル付箋セット 1点
●お礼メール
●サンクスレター
●ウェブサイトにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年11月
10,000円+システム利用料

D:特級グランプリ大集合トートバッグ
●2017~2025の特級グランプリのイラスト入りトートバッグ 1点
・素材:キャンバス地
・色:白系
・イラストに描かれる人物:
片山 柊(2017)、角野 隼斗(2018)、亀井聖矢(2019)、尾城杏奈(2020)、野村友里愛(2021)、北村明日人(2022)、鈴木愛美(2023)、南杏佳(2024)、新グランプリ(2025)
※2025グランプリ決定後に新デザインにて作成予定
●お礼メール
●サンクスレター
●ウェブサイトにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年11月
5,000円+システム利用料

C:ぴてぃにゃん付箋
●4種類のぴてぃにゃんデザインのオリジナル付箋セット 1点
●お礼メール
●サンクスレター
●ウェブサイトにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 24
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年11月
10,000円+システム利用料

D:特級グランプリ大集合トートバッグ
●2017~2025の特級グランプリのイラスト入りトートバッグ 1点
・素材:キャンバス地
・色:白系
・イラストに描かれる人物:
片山 柊(2017)、角野 隼斗(2018)、亀井聖矢(2019)、尾城杏奈(2020)、野村友里愛(2021)、北村明日人(2022)、鈴木愛美(2023)、南杏佳(2024)、新グランプリ(2025)
※2025グランプリ決定後に新デザインにて作成予定
●お礼メール
●サンクスレター
●ウェブサイトにお名前掲載(希望制)
- 申込数
- 23
- 在庫数
- 制限なし
- 発送完了予定月
- 2025年11月

Protectyou~保護犬猫の医療と介護の継続サポーター募集
- 総計
- 347人

「働くことを諦めない」精神科医療を。札幌からの挑戦
- 現在
- 619,000円
- 支援者
- 38人
- 残り
- 16日

1頭1頭と向き合い続けるために。引退馬たちに安心安全な新厩舎建設へ
- 現在
- 73,952,000円
- 支援者
- 6,390人
- 残り
- 32日

富田林市が災害派遣トイレネットワークに参加。清潔なトイレを避難所へ
- 現在
- 1,120,000円
- 寄付者
- 25人
- 残り
- 17日

文学とジャズで世界をつなぐ-村上春樹ライブラリーの挑戦にご支援を
- 現在
- 4,944,000円
- 寄付者
- 207人
- 残り
- 72日

アレッシ・バウスフィールド・リンドバーグ×東京佼成WO夢の響宴へ!
- 現在
- 4,225,000円
- 支援者
- 108人
- 残り
- 40日

マーチングバンド全国大会出場に伴う楽器運送費等の活動費のお願い
- 現在
- 206,000円
- 支援者
- 61人
- 残り
- 17日
ステージ4bの卵巣がんを消した私の奇跡の体験記を出版したい!
- 支援総額
- 576,000円
- 支援者
- 51人
- 終了日
- 4/3
福井県でも難病カフェを実施したい!(291(ふくい)難病カフェ)
- 寄付総額
- 1,005,000円
- 寄付者
- 17人
- 終了日
- 9/22

土津神社|ご神体が鎮座する御社殿を修繕し、「東北の日光」を再び。
- 支援総額
- 13,370,000円
- 支援者
- 615人
- 終了日
- 12/5

ハサミ一本で笑顔を創る人になりたい!小さな美容師の大きな夢!
- 支援総額
- 10,000円
- 支援者
- 1人
- 終了日
- 1/26

富士宮の歴史を繋ぐゲストハウス掬水が富士山を遊び尽くす拠点に
- 支援総額
- 931,000円
- 支援者
- 68人
- 終了日
- 6/28

バモス・アヤクーチョ
- 支援総額
- 3,000円
- 支援者
- 1人
- 終了日
- 12/21

熱気球ジュニア世界選手権inフランスに日本代表が出場します!
- 支援総額
- 70,000円
- 支援者
- 3人
- 終了日
- 7/31

















