EP23「いつでもりんごのきっかけ」

 

 

頭にりんごを乗せて生息しています。
外に出るときは必ず「頭にりんご」。

アトリエをオープンしている時もずっと。

電車に乗る時も、買い物に行く時も、

大阪へ行く時も東京へ行く時も、京都へ帰る時も。

「りんご民族」です。売名行為です。

 

「なぜ頭にりんごを乗せるようになったのですか？」

よくいただく質問です。

答えは『りんごりんごりんご』という曲を歌っているから。

以前はこの曲を歌う時だけでした。

しかも当初は、小さなりんごを花冠のようにして

頭に可愛くつけたかった。

ですが、ちょうど良い大きさの偽物りんごが売っておらず、

さてどうしよう…と思っていた時、

東京の大きな画材屋さんに、

本物のような偽物りんごが売っていて、

「あ。これでいいか」と買ったのが始まりでした。

 

画材屋さんで売っていたのは、

デッザンのモチーフにりんごを使うからでしょうね。
 

次の問題は入手した偽物りんごを

どうやって頭に固定するか？

試行錯誤の結果、単純なんですが、
偽物りんごをカチューシャにボンドで貼ることに。

長くつけているとズレるので、

最近はお花の冠を付けてストッパーにしています。

初期は『りんごりんごりんご』を歌う時だけ付けていたのですが、

インパクトがある、おもしろいという声が多くなり、

ライブをする時はいつも頭にりんごが乗るようになりました。

当然、ライブが終わったらすぐに取ってました。

りんご付きで外を歩くのは恥ずかしいですから。

そんな私がなぜ「いつでもりんご」になったのか…？

それを語るには ある人物を紹介しなければ。。。

 

 

近所の中華料理店「大廣」のマスターです。

ありがたいことに私が歌い手になって以来、

ずっと応援してくださっています。

マスターはお店を経営する傍ら、

写真家としても活動されていて、

ある全国レベルのフォトコンテストで

何度も受賞経験をお持ちです。でも一等賞がない。

2位の経験はあるけど1位がない。

「くやしい」とマスター。そして、

「一位になるまで死ねん！」

 

そんなマスターがある日、私にこう言いました。

「りんごちゃんも上を目指してるんやろ？

　そやったら、普通のことしてたら あかん。

　いつでもどこでも頭にりんごを乗せて歩くんや。

　絶対に話題になるから！
　それぐらいの意気込みがないと上には行かれへんで。

　お互いにただの変わり者で終わるのいややろ？」

 

うーーーん。。。言ってることはわかる。

わかるけど、恥ずかしい。

「不思議ちゃん」のように思われたら嫌だし…。

 

悩みました。１ヶ月ぐらい悩みました。そしてある時、

人がやらないことをやる方が良いと決心。
「大廣」へ行って宣言しました。

「マスター、決めました！
　私、りんご民族になる！

　どこへ行くにも頭にりんごを乗せます！」

「よっしゃ！ お互いに頂上を目指そう！

　ただの変わり者で終わるのはやめよう！」

・・・ただの変わり者というのが気になりましたが、

マスターと私はガッチリ握手、

頑張ろう！ と士気を高めたのでした。

「いつでもりんご」は私の本気の表れです。

たとえ「頭にりんごを乗せた変な人がいる」と
後ろ指を指されても、気にしない。前へ前へ。

同志にマスターもいると思うと心強い！

 

そうして今、また私はクラウドファンディングに挑戦し、

本気で音楽に取り組んでいることを連日 叫んでいます。

頭のりんごに誓って

必ずプロジェクトを成立させたいっ。

 

 

私の夢、マスターの夢、きっと実現しますよね。

 

りんご

 

★中華料理 大廣

昭和歌謡よ永遠に！
５＊SEASONりんごの
300人コンサートを実現！

ご支援よろしくお願いします！