夜明けの会　続き

　今回のクラウドファンディングの表紙を飾っているのが、 青木ケ原樹海：自殺者防ぐ取り組みです。 表紙の写真を見てください。電話番号が記載されてます。ただし、受付時間は九時から五時までとあり、電話したら今日の受付時間は終了しました、明日お電話してください、では死にたい人を逆に追い詰めます。だから、受付時間は書いてありません。受付時間がないというのは、24時間電話対応するという覚悟です。では、誰がやるのかです。私たち看板を立てた仲間です。しかし、24時間対応が必要というのと、するというのでは大きな違いがあります。 樹海に相談を呼びかける看板を設置した。吉田豊樹事務局次長の「飛び降りなどに比べ、樹海を訪れる人は借金などの悩みから逃げたいが、まだ生きたいと迷いを抱えている人が多いのではないか」という言葉を紹介しました。彼の言葉は彼自身の体験でもあります。彼自身、借金問題を抱え、被害者として追い詰められた経験があるのです。だから、借金に追い詰められた当事者の気持ちがよく分かります。彼が中心となって携帯を寝るときも脇に置いて対応しました。

　私はダメです。幸いなことに酷い経験は無く、あるのは知識です。だから支援者としての立場しかありません。いくら当事者のといっても、支援者としての立場から理解してるだけですので、制度の説明とかができるだけです。また、24時間電話対応しようという覚悟もありません。

　被害者が助けられ問題を理解して、こんどは助ける側に廻るこれが最も強い支援者になるのです。それが、 全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会 の強さです。相談体制について、では明日からと提案したことがあります。私としてはこれで迅速にと言う思いでしたが、いや、今日からやりましょう。今日死のうと思っている人がいるかもしれませんからと言われました。自分の甘さと、問題の深刻さとそれを理解しないことに気がつきました。

　もう一度看板の写真を見てください。右は宇都宮健児弁護士です。左側は 本多良男さんです。次回は彼についてご紹介します。