80年の想いを未来へ。患者さんに“癒しの入浴のひととき”を届けたい

80年の想いを未来へ。患者さんに“癒しの入浴のひととき”を届けたい

支援総額

3,923,849

目標金額 8,000,000円

支援者
39人
募集終了日
2025年8月29日

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患者さんに
“癒しの入浴のひととき”を届けたい

 

80年――。

それは、私たち一般財団法人恵愛会 聖隷富士病院が地域医療の最前線で医療を提供していく、という自覚を持って歩んできた長い歴史です。「地域医療を守りたい」という一心で、患者さまと向き合い、隣人愛の理念のもと、人と人とのつながりを大切にしてきました。


いま私たちの病院がある静岡県富士医療圏では、医師不足や高齢化が深刻な課題となっています。特に高齢の患者さんの比率が増え、入院時には心身ともに不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。そのような方々が少しでも「ここに入院してよかった」と思える毎日を過ごしていただくためには、医療技術やケアの質はもちろん、日々の生活の「質」が大切です。


そこで、私たちは、安心して快適な入院生活を送ってもらうために欠かせない「入浴」に着目しました。現状、当院には介助浴槽が1台しかなく、多くの患者さんが思うように入浴できず、手術後の回復期を楽しく、リラックスして過ごすことが難しいという声も届いています。

 

しかし、現在の浴槽は1台のみ、老朽化や安全面の心配もあり、患者さまやスタッフ双方に負担がかかっている現状です。「もっとゆったりお風呂に入れたら…」「温かいお湯に浸かれたら…」という声に、スタッフもなんとか応えたいと願っています。


そこで、私たちは新しい介助浴槽の導入を目指し、クラウドファンディングに初めて挑戦いたします。もしこの想いに共感いただけましたら、ぜひご支援という形での応援をお願いいたします。私たちは、皆様と一緒に、地域の安心を作るべく、邁進してまいります。

 

一般財団法人 恵愛会 聖隷富士病院

 

 

 

 

もくじ

 

●  感謝とともに歩んできた80年の物語

●  「なんとかしたい!」現場から生まれた切実な願い

●  みんなが“ほっ”とできる 入院生活を目指して

●  皆様からいただくご支援の使いみち

●  次の100年へ皆様とともに。

●  応援してくださる皆様へ

●  ご留意事項

 

 

感謝とともに歩んできた
80年の物語

 

ページをご覧いただきありがとうございます。一般財団法人恵愛会 聖隷富士病院です。

 

当院は1946年に静岡県農業会吉原病院として開院し、その後大昭和製紙の私的病院として存続し地域医療に貢献してきました。しかし徐々に経営が困難となってきたため、1999年に聖隷グループが人的支援を行い、聖隷福祉事業団関連法人として新たなスタートを切っています。2007年8月に老朽化した旧病院を解体し設備の充実した新病院をオープン、その後増床も認可され、2013年1月には病院本館の増床改築と管理棟が竣工し現在に至っております。

 

★★★


当院がある富士吉原地区は急速に高齢化が進んでおり、病院を受診する方の多くが高齢者です。これまで当院は一貫して急性期病院として診療に当たってきましたが、地域の高齢化に対応すべく、 病気と体力が回復するまで治療とリハビリに時間をかけて入院できる地域包括ケア病床を2016年7月に開設しました。

 

加えて高齢者に多い肺炎、尿路感染、心不全、骨折などの急性疾患に対応すべく、一般内科、整形外科の医師体制を充実させ、2024年10月から高齢者救急患者を対象とする地域包括医療病床も開設しました。また整形外科においては首や肩、腰、膝の痛みから神経痛、手足の痺れ、打撲、捻挫、骨折、脱臼、交通事故による怪我まで、専門性を活かしながら高齢者の全身で起こる整形外科疾患の診療に当たっています。

 

病院の概要

⦿外来診療体制
  ・内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科、循環器内科、外科、消化器外科、
肛門外科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、泌尿器科、眼科、リウマチ科、
リハビリテーション科、放射線科
⦿病床機能(許可病床数 151床)
    ・整形外科の全領域に対する手術、外科急性期医療(急性期病棟)
    ・高齢者の初期・中等症救急への対応(地域包括医療病棟)
    ・急性期後の在宅復帰準備や在宅施設との連携(地域包括ケア病棟)
⦿その他機能
    ・透析(40床) 通院・夜間透析、シャント造設、PTA、入院透析、送迎車3台
    ・内視鏡
    ・手術室(4室)
    ・CT/MRI  常勤放射線科医師在籍
    ・訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所併設
    ・聖隷富士健康診断センター併設(聖隷福祉事業団運営)

 

毎年、たくさんの患者さんやご家族が当院を訪れ、笑顔や「ありがとう」の言葉を交わすことで、私たち職員も大きな力をいただいています。皆様の日々の支えがなければ、ここまで長く歩み続けることはできませんでした。心より感謝申し上げます。

 

これからも「隣人愛」の理念を大切に、患者さま一人ひとりや、そのご家族の生活を想い、細やかで温かな医療を届けたいと考えています。

 
★★★
 

「なんとかしたい!」
現場から生まれた切実な願い

 

そんな想いとともに地域医療に根ざした医療を届けてまいりましたが、当院が存在する医療圏(静岡県/富士医療圏)は10万人あたりの医師数が、全国ワーストクラスの水準(※1)です。

(※1:https://jmap.jp/cities/detail/medical_area/2204)

 

2023年には、救急搬送の受け入れ先となる医療機関の決定に照会が6回以上、または30分以上かかる「630事案」が発生しており、医師不足が深刻な地域となっています。

 

しかしながら、60〜64 歳人口割合は県全体よりも高く、今後、高齢者人口はさらに増加し、生産年齢人口の減少及び高齢化が進行すると見込まれています。(※3)

(※3:https://www.pref.shizuoka.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/054/250/20240611-2_fuji.pdf

 

当法人では、急性期治療後に不安を抱え、すぐに自宅や施設へ戻ることが難しい患者さんや、在宅・施設での療養中に緊急で入院が必要になった高齢の患者さんを中心に、高齢者救急・在宅復帰支援を目的とした診療、看護、リハビリを提供する地域包括医療病棟を2024年10月に開設しました。

 

 

超高齢化社会が進む中で、当院は、私たちの理念に沿って、質の高い医療を提供することに努めています。地域の施設や医療機関がいつでも頼りにできる病院であることは、地域住民の皆様の安心に繋がると考えています。

 

一方で医療の担い手も限られる中で、患者さま・ご家族から「入院中のお風呂が大変だった」「シャワーしか使えず、体も心も休まらなかった」という声があがっています。現場で働くスタッフも、移動や介助の負担、老朽化した設備の不便さに頭を悩ませてきました。「なんとかしたい」という現場からの切実な声が、このプロジェクトの出発点です。

 

スタッフの体験談

|Aさん

現在、病院内には介助浴槽が3台ありますが、浴槽タイプは1台のみです。今回購入予定のもので院内では浴槽タイプが2台目になります。

 
現在使用している浴槽は故障しても業者が廃業しており部品がなく、代替えを探すにも時間を要して使用できない期間が出てきてしまいます。また、特に整形外科の患者さんで使用することが多いため、ストレッチャーが狭く着替えなどする際、手や足を汚している患者さんにとっては恐怖心を抱くのではないかと考えています。
 
|Bさん
両側に手すりがないため、安全性が不十分と感じる時があります。
いつ使用できなくなるのかわからないのも患者さんに不安を抱かせてしまうと考えてしまい、また、スタッフとしても不安を抱えています。

 

 

みんなが“ほっ”とできる
入院生活を目指して

 

「お身体だけでなく、心もほっとほぐれるひとときを届けたい」

その想いを胸に、私たちはもっと安心で快適な入院生活のために、介助浴槽の更新を目指します。

 

超高齢化社会が進む中、高齢者医療のニーズは益々高まっており、これに応えるためには、医療技術の革新はもちろんのこと、質の向上、そしてなにより入院生活を安心・安全に過ごしてもらうことが求められています。

 

私たちは、その生活の一翼を担うべく、より良い入院生活を検討している中で、患者様や現場の医療スタッフの声をくまなく聞くと、スタッフの負担の軽減だけでなく、快適な『入浴』が必要だとわかってまいりました。

 

浴槽についての現状の課題

 
今病院の中で、浴槽を使われている患者さんの人数を想定すると、
 ・機械浴(シャワータイプ、介助付き):およそ5−6名/1日
 ・個浴(介助なしで入れる方のみ)    :10名以内/1日
病棟のベッドが42床とした場合、1日に入浴できる患者さんは、床数に対し38%の患者さんしか入ることができません。
 
ただ、1つだけ設置してある「浸かれる」タイプの浴槽では

「また入りたい」

「温まった」

「聖隷温泉に来たみたい」

などと嬉しい言葉もお聞かせいただきました。
 
 

また、今後、日本は超高齢化社会がさらに進むことにより、高齢患者さんの入院が急増することが予測され、使用頻度は上昇することが予想されます。その際、1台体制では患者さん、病院職員の負担に繋がりかねません。

 

現状のシャワー浴槽を浸かることのできる介助浴槽に更新することによって安心した入院生活を送る体制構築ができ、より円滑な医療提供が可能になると考えています。

 

購入予定のものとは異なりますが、近いモデルのイメージです。

肩までゆっくり浸かれることはもちろん、全身の観察ができるため介助者も患者さんも、

より安心して入浴の時間を過ごすことができます。

 

皆様からいただく
ご支援の使いみち

 

 皆様からいただいたご支援は、介助浴槽の購入・設置費用のほか、必要最小限の工事や運営費に活用させていただきます。無論、責任を持って透明性高くご支援を活用してまいります。

 

◾️目標金額

800万円

 

◾️内訳

・浴槽本体の購入費
・設置・工事費
・プロジェクト運営諸費用

・READYFOR手数料など

 

◾️スケジュール

・2025年10月 購入予定、運用開始

 

※プロジェクトの進捗状況次第では、スケジュールが前後する可能性がございます。

※本プロジェクトはAll in形式となり、ご支援総額が期日までに目標金額に届かなかった場合でも、必要金額分を当院の資金にて負担するなどして、必ず上記の目標における実施内容のとおり実行いたします。

 

 

 

次の100年へ
皆様とともに。

 

今年度で当法人は80周年を迎えます。これまで長い間、地域の医療機関として活動してきたのは、地域住民の皆様のおかげです。その皆様への感謝の気持ちを形にするため、地域医療を守るべく努めています。皆様が安心して入院生活を過ごせるよう、このクラウドファンディングを必ず成功させる気概で、院内一丸となって取り組んでいます。

 

高齢化社会を支え、地域住民の皆様により密着した医療を行う病院に機能転換するために、整形外科・内科といった高齢者の疾患に寄り添う診療科の診療体制に昨年度は力を入れ、診療体制の充実を図りました。

 

地域の皆様と気持ち・こころもつながり、安心した次の100年にもつなげるために──。これからも私たちは職員一丸となって、隣人愛の精神で、地域の今と未来に必要な取り組みを実施してまいります。


このページをご覧いただいたとき、「私にもできることはあるかな?」と思ってくださったら、その温かい気持ちが何よりの力になります。一歩ずつ、着実に、安心の医療と温かな場づくりを一緒に進めていただけたら心強いです。

 

どうぞ温かいご支援のほど、何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 

応援してくださる皆様へ

 

病院長

小里 俊幸

 

当院は来たる2026年に開院80年を迎えます。私たちの病院は病床数117床と規模は小さいですが、地域の方々の医療を長きにわたって支えてきた病院です。


近年我が国では高齢化が進行していますが、病院のあるこの富士市吉原地区は特に高齢化が著しく、病院に受診する患者様の多くがお年寄りの方となっています。このため病院の方針として高齢者に多い骨折、変形性骨関節疾患、肺炎、心不全などにしっかりと対応できるよう整形外科、内科の診療体制を充実させました。


現在入院患者様の多くが身体機能の低下した高齢者です。通常の入浴ができない方が多く、介助浴槽の需要は増しています。現在使用中の介助浴槽は老朽化が進み故障も頻発しています。できるだけ早く買い換える必要がありますが、高額のため費用負担が重く、病院経営上から購入に躊躇しているのが実情です。


そこで今回病院として初めてクラウドファンディングに手上げをし、病院を応援してくださる方々のご厚情に期待してみようと思いました。


これからも引き続き地域医療を守るため、全職員一丸となって職務に邁進いたします。ご支援のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 

看護部長

北堀 昌代

 

当院の5階病棟は、手術後しばらくの間は、自分で入浴できない患者様が多く入院しています。そのため、入浴の介助は、皮膚の清潔を保つだけではなく、リフレッシュの促進、保湿効果や関節の柔軟性を高める等、とても重要な役割があります。また、高齢者においては、浴槽入浴により要介護状態に陥るリスクが減るとの報告もあります。


現在の介護浴槽は、大変古いタイプのうえ老朽化も進んでおり、「快適な入浴介助」とは言えない状況となっています。ぜひ入浴介護の質改善に取り組むために、ご理解およびご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

 

ご留意事項

 

▽ご支援の前に、利用規約を必ずご一読ください。
▽ご支援確定後の返金やキャンセルは、ご対応致しかねますので、何卒ご了承ください。

▽ページに使用しているお写真は全て掲載許諾を得ています。
▽ご支援完了時に「応援コメント」としていただいたメッセージは、本プロジェクトのPRのために利用させていただく場合がございます。あらかじめご承知おきください。
▽ご支援に関するご質問はこちらをご覧ください。

▽本プロジェクトのリターンのうち、【お名前掲載】に関するリターンの条件詳細については、こちらのページの「●命名権、メッセージの掲載その他これに類するリターン」をご確認ください。
 

 

プロジェクト実行責任者:
青木善治(一般財団法人恵愛会 理事長)
プロジェクト実施完了日:
2025年12月31日

プロジェクト概要と集めた資金の使途

一般財団法人恵愛会聖隷富士病院が介助浴槽更新の費用を募ります。いただいた支援金は・浴槽本体の購入費、設置・工事費、プロジェクト運営諸費用、READYFOR手数料などに充当いたします。

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リターン

5,000+システム利用料


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応援コース|5千円

●お礼のメッセージ

申込数
18
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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応援コース|1万円

●お礼のメッセージ
●病院HPにお名前掲載(希望制)※掲載期間:1年間
●活動報告書(PDF)

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

5,000+システム利用料


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応援コース|5千円

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18
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月

10,000+システム利用料


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応援コース|1万円

●お礼のメッセージ
●病院HPにお名前掲載(希望制)※掲載期間:1年間
●活動報告書(PDF)

申込数
21
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年3月
1 ~ 1/ 10

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