【医療通訳の活用促進】外国人母子が保健サービスを利用しやすい社会へ

寄付総額

5,515,000

目標金額 4,000,000円

寄付者
404人
募集終了日
2022年10月10日

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2022年09月13日 21:30

外国人母子支援と医療通訳に関するトークイベントのご報告①

クラウドファンディングへのご支援、ありがとうございます。

 

今回は、8月27日クラウドファンディング初日に開催した、在日外国人支援事業スペシャルイベント「日本での出産や子育てを支えたい~外国人母子の健康を守る現場の声を届けます~」について、お伝えします。

 

このイベントでは、当会が2021年度から赤い羽根福祉基金の支援を得て、母子保健分野での医療通訳活用を進める活動を行ってきた中でつながった、外国人のお母さん、病院の助産師さん、活動を支えてくれている医療通訳者さんそれぞれから、外国人母子支援の現場での困り事や感じたこと等について、お話していただきました。

 

これからシリーズで、第1回:外国人母と子が直面している課題、第2回:助産師が言葉が通じないことで困ったこと、第3回:医療通訳者として感じること思うこと、と合計3回に分けてイベントの報告をしていきます。第2回目の発信からは、イベント時にいただき、その場でお答えできなかった質問にもお答えしていきます。

 

第1回:外国人母と子が直面している課題
今回のイベントでは、直接外国人妊産婦さんにお話ししていただくことが難しかったため、昨年冬にシェアが外国人母子支援時のニーズ把握を目的としてインタビュー調査を行った中で、10名の外国人のお母さんから伺った内容などをもとに、「外国人母と子が直面している課題」として、私、松尾よりお話させていただきました。

 

まず、調査の際に外国人のお母さんから聞かれたのは、

 

「『大丈夫?』と聞かれて、『大丈夫』としか言えず、聞きたいことは聞けなかった」
「病院で看護師さんの話を理解できずに『はいはい』とだけ答えた」
「保健師さんに『困ったら連絡して』と言われたけど、言葉の問題があり連絡できていない」
「子どもの病気の説明は専門用語が多くて、わからなくて、とても心配だった」
「区役所から届く日本語の手紙や資料を理解するのは難しい」

 

といった、日本語の説明を理解する難しさ、日本語で伝える難しさでした。また、

 

「母子手帳と一緒にもらったクーポン券はいつどこで使えるかわからず、まだ使っていない」
「子どもに高熱が出た時の病院の受診方法が複雑で、保健師さんが付き添ってくれてなんとかなった」
「子どもを保育園に預けたいけれど、入園の手続き等が難しい」
「『日本語が話せないとうちの病院では出産できません、うちの保育園には入れません』と言われ、そういうことがなければよいのにと思った」

 

といった話も聞かれ、外国人妊産婦にとっては、母国とは異なる日本の保健医療システムを理解し、母子保健サービス等を利用することは容易ではないこと、また利用できる環境が十分整っていないこともわかりました。在留資格に関するところでは、

 

「私が就労のビザ(在留資格)で夫が家族滞在、私が働かなないと家族が日本に居られなくなるため、早く子どもを保育園に預けて働きたい」
「(難民申請中で)今は6か月の在留資格(住民基本台帳に登録され、健康保険にも加入できる)があるので良いけれど、いつ短期の在留資格にもどされるかわからず、そうなった場合に子どもたちが保健医療サービスを受けられなくなるかもしれないことが心配」

 

といったお話もあり、外国人母子は、言葉の壁やシステムの違いや制度の影響がある中で、本来利用できるはずの母子保健サービス等を十分活用できない状況があることが改めてわかりました。

 

一方外国人のお母さんからは、

「病院のスタッフはみんなが優しくて良いチーム」
「困ったときにいつでも相談できる保健師さんがいてくれると思うとすごく安心」
「言葉の問題はあるけれども日本の母子保健サービスは素晴らしい」

といった声も聞かれました。


そんな日本の母子保健サービスに、日本人外国人問わず全ての人がアクセスでき、日本で安心・安全に妊娠・出産・子育てを行っていける社会を目指し、今後も活動していきたいと思っています。

 

次回(第2回)では、病院の助産師さんからのお話と、イベント時にいただきました質問への回答をお伝えしたいと思います。

 

シェア=国際保健協力市民の会
在日外国人支援事業担当
松尾沙織

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