【食べ物をつくる農的暮らしを大切に】

先日の『ネクストゴールへかける～』を掲載すると、「今までのカヤニさんじゃなくなるの？」と問いかけをいただきました。

こちらに移住して以来、ずっと仕事でもおしゃべり相手としてもお世話になっているAちゃん。いつもほしい言葉をくれる、笑顔で指摘してくれる、ありがたい存在です。

 

生産量増やして規模拡大、加工品たくさんつくってどんどん売っていくではなく、できる範囲でやっていけば良いのではないか、ということでした。

 

その通りなのです。

 

私は消費の多い都市での生活に持続可能な要素を見いだせず、可能な限り自給し、シェア（物々交換）できるものでお互いを支え合い、自家用に生産するものの延長で必要な現金収入があれば良いと思っています。いくら必要か？というのは、どういう暮らしをしたいか、なのかもしれないなとも思っています。

 

お金ばかりを追い求めるものではないし、

けれど子どもには必要なときに必要な分を渡してあげたい親心もある。

 

うまく言えなくて申し訳ないのですが、食べ物をつくる農的暮らしを基本としながらも、どうしてもかかってしまう現金の部分をすべて生み出せる自立した経営まであと一歩のところにいるのです。

 

本プロジェクトはその『一歩』にみなさまのご協力をいただきながら、稚内という土地にしっかりと根付いていきたいという夢であり目標です。社会のシステムや環境問題、様々な不安や課題をかかえ、田舎暮らしに希望を持ち、何もないところから始めていこう、と考える多くの方々が試行錯誤するときに、何かのヒントになればなお幸いです。

そして自分も含めて活気ある個人が地域にどんどん増えていくことを望んでいます。

 

Aちゃんの言葉は、地に足つけて一歩一歩確かめながら進んでほしい、という願いが込められていたような気がします。

 

ありがとうございました。

 

そしてここまで読んでいただき感謝いたします。