世界ベストコーヒー都市にアジアで唯一選出「台北」

こんにちは、弁当家の野上優佳子です。

 

台湾といえば、お茶やタピオカティーの印象がとても強いですが、実は世界でも屈指のコーヒーシティー。2012年の米USA todayや、2014年の英BBCによるworld best coffee citiesでも、アジアで唯一選ばれたのが台北です。アジアでトップクラスのカフェ文化発信地としても世界に認められています。2018年の調査によれば、台湾人は年間で1人平均204杯のコーヒーを飲み、またテイクアウトコーヒーは年間6億杯も飲まれているそうです。すごい！

 

 

熱帯地方という地理的気候条件に恵まれている台湾では、コーヒー栽培も行われています。輸入向けに栽培されていたものの、第二次解体戦後に海外の安価なコーヒーが出回るにつれて一度はかなり栽培面積が減り、畑も荒れてしまいました。しかし2000年頃からコーヒーの国内需要の高まりや、コーヒー栽培の復活を目指した若者の参入などもあり、現在では良質なコーヒー豆の生産が広がっています。

 

その台湾で、スターバックスを超える店舗数を誇る一番人気のコーヒーチェーンが、「Louisa Coffee」（ 路易莎珈琲：ルイーザコーヒー）」。

 

https://www.louisacoffee.co

 

2006年に台湾で誕生したコーヒーチェーンです。実は今回お弁当箱の製造につかわれるコーヒーかすの一部は、このルイーザコーヒーのもの。コーヒーかすをどう活かすか、という課題に対しても動き続けています。各店舗から出る年間約500トンのコーヒーかすを、従来は全て廃棄処分していたが、再利用できないかと考えてすでに2018年には、地元大学の学生や機能性衣料メーカーと共同で、コーヒーかすを再利用した紙カップやメニュー表などを開発していました。

 

ゴミ問題という社会課題について日本と同じ問題を抱え、そして日本の少し先を行く台湾。何を選ぶか、その選択はささやかですが、提案することによって選択は広がり、確実に社会を変えることができる。そんな気がして、このお弁当箱の商品化企画を続けています！

ちなみに、私のおすすめのコーヒーショップは、台湾チーム・ツゥーライ社のオフィスのそばにある「貳房苑 （LivinGreen）」。

 

角地に立つ3階建てで、1963年に日本人建築士によって設計されたもので、かつては保安警察の宿舎だったそうです。美しくリノベーションされた深緑色の建物が、美しい自然の緑に囲まれています。

 

こちらのコーヒーは、実は日本のコーノ式の抽出法なんです。季節のフルーツをふんだんに使ったタルトなどのスイーツはもちろん、食事もできます。すごくおいしいので、ぜひ台湾に行く機会があったら足を運んでみてください！